「土にふれ、水にふれ、友だちと一緒に、自然のなかでのびのびさせたい」…2011年6月、震災発生後はじめての夏休みを前に、原発事故による健康被害に不安を抱えていた福島県南相馬市PTA連絡協議会と山形ビエンナーレプログラムディレクターの宮本武典が出会い、スタートさせた林間学校アートプロジェクト。夏休みの東北芸術工科大学キャンパスに南相馬の家族を無償で受け入れる宿泊体験型ワークショップを、2011年から継続して実施している。2014年夏のアートキャンプは芸術監督の荒井良二がリーダーを務め、南相馬の子どもたちと共同で作品をつくり、その成果物を山形ビエンナーレ会場で展示発表する。