キッズアートキャンプ山形

東北の太平洋側沿岸部を襲った大津波と、福島第一原発事故で被災した南相馬市の家族60名が、東北芸術工科大学キャンパスでおこなう2日間のアートキャンプ。株式会社三越伊勢丹の支援を受け、4年目4回目の開催となる。講師を努めるゲストアーティストは、荒井良二、和合亮一、飛田正浩(spoken words project)。山形ビエンナーレでは、キャンプで子どもたちがつくった作品をドキュメントとともに展示する。(文翔館2階談話室)

 

キッズアートキャンプ山形/復興プロジェクト
「土にふれ、水にふれ、友だちと一緒に、自然のなかでのびのびさせたい」…2011年6月、震災発生後はじめての夏休みを前に、原発事故による健康被害に不安を抱えていた福島県南相馬市PTA連絡協議会と山形ビエンナーレプログラムディレクターの宮本武典が出会い、スタートさせた林間学校アートプロジェクト。夏休みの東北芸術工科大学キャンパスに南相馬の家族を無償で受け入れる宿泊体験型ワークショップを、2011年から継続して実施している。2014年夏のアートキャンプは芸術監督の荒井良二がリーダーを務め、南相馬の子どもたちと共同で作品をつくり、その成果物を山形ビエンナーレ会場で展示発表する。