和合亮一 × spoken words project

震災6日後にツイッターで発表した『詩の礫』で、日本社会に衝撃を与えた福島在住の詩人 和合亮一と、物語を歌う・朗読するという名を冠したファッションブランドspoken words projectが山形ビエンナーレで異色のコラボレーション。1995年以降、閉じられたままの木造写真館が「詩をまとう」ためのドレスルームに変貌する。(旧西村写真館)

 

和合亮一/詩人
1968年福島県生まれ。詩人。詩集『AFTER』で中原中也賞、詩集『地球頭脳詩篇』で晩翠賞などを受賞。東日本大震災の直後からツイッター上で連作詩『詩の礫』と題した詩を発表し、大きな注目を集める。その後、『詩の礫』、『詩の黙礼』、『詩の邂逅』と立て続けに福島をテーマにした詩集を上辞。また、大友良英らと「プロジェクトFUKUSHIMA!」を立ち上げるなど、詩を媒体とした活動を精力的に展開している。最新刊は『心に湯気をたてて』(2013・日本経済出版社)、『廃炉詩篇』(2013・思潮社)。最近ではNHK(総合)の番組内で「復興サポーター」としての活動も展開している。

 

spoken words project/ファッション
多摩美術大学染織デザイン科卒業の飛田正浩を代表とするファッションブランド。在学中より様々な表現活動を「spoken words project」として行う。卒業を機に「spoken words project」をファッションブランドに改め、1998年東京コレクションに初参加。手作業を活かした染めやプリントを施した服づくりに定評があり、最近ではアーティストのライブ衣装や舞台美術、テキスタイルデザインも手掛け、ファッションの領域を超えて活動中。2012年には、東北支援の一環で行われたワークショップ、「キッズアートキャンプ山形2012」に招聘される。