須藤修と井上貴詞が共同主宰するデザインユニットLCSによる、県産材活用プロジェクト。2012年より活動を開始。山形県は日本一のブナ原生林をもつ森林率72%の森林県であり、ヒトと山が密接に関わりながら生活を育んできたが、近年森林環境の悪化が懸念されている。このプロジェクトでは、①木にかかわる人たちを訪ね、紹介しながらものづくりの循環のしくみをつくること、②一般の人が使える商品を開発すること、③身近な山や森を舞台に土地の木やものづくりに親しむ体験ツアーを開くことを通して、これからの山や森、県産材と人の新しいかかわり方を考え実践している。2013年度グッドデザイン賞受賞。