タイポグラフィを基軸としたアートディレクション、グラフィックデザイン、イラストレーション、映像制作など、多彩なクリエイティブで注目を集めるグラフィックデザイナー大原大次郎が、山形ビエンナーレに初参加。PCやCGに頼らず、紙や銅版から文字のエレメントを手で切り抜き、糸でつないで組み上げるモビールのシリーズ「もじゅうりょく」の最新系を、山形県中山町のラグメーカー穂積繊維工業の工房で現地制作。とんがりビルのギャラリーKUGURUを、文字の体験空間に変貌させる。
展示タイトル=山々の形々
展示会場=とんがりビル1F 「KUGURU」
公開日・時間=会期中常設(無休)11:00~20:00
企画協力=穂積繊維工業株式会社、nitaki
イベント=「モビールとビール」9/18[日]16:00〜17:30
(おおはら・だいじろう)グラフィックデザイナー。1978年神奈川県生まれ。タイポグラフィを基軸としたアートディレクション、グラフィックデザイン、イラストレーション、映像制作に従事するほか、展覧会やワークショップを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを積極的に展開する。近年のプロジェクトには、重力を主題としたモビールのタイポグラフィ〈もじゅうりょく〉、スケートボードに彫られた文字を身体的アプローチや環境要因によって変化させていく彫刻シリーズ〈文字に乗る〉、山岳写真と登山図を再構築したグラフィック連作〈稜線〉、音楽家・蓮沼執太とラッパー・イルリメと共に展開するライブパフォーマンス〈TypogRAPy〉などがある。http://omomma.in