いしいしんじのその場小説|エピローグ

小説

山形ビエンナーレ2014では最終日におこなわれた、いしいしんじの即興パフォーマンス「その場小説」を、本芸術祭では初日と最終日の2回実施する。その日・その町・その場の人々の雰囲気を読み込みながら、一遍の小説が目の前で生まれ、読み上げられていくという稀有な創造体験。「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」が一冊の物語だとすると、そのプロローグとエピローグにあたるプログラム。

開催日=9月25日[日]15:00〜16:00(入場無料・予約不要)
※展示会場で実施するため入場者多数の場合はご覧いただけない場合もございます。ご了承ください。
会場=文翔館3F
ゲスト=荒井良二、野村誠

いしいしんじ /

小説家。1966年大阪府生まれ。京都大学文学部仏文学科卒。2000年に初の長篇『ぶらんこ乗り』刊行。おもな小説に『トリツカレ男』(2001)、『麦ふみクーツェ』(2003、坪田譲治文学賞受賞)、『プラネタリウムのふたご』(2004)、『ポーの話』(2005)、『みずうみ』(2007)、『四とそれ以上の国』(2008)、『ある一日』(2012、織田作之助賞受賞)など。 エッセイに『いしいしんじのごはん日記』(1~3)、『熊にみえて熊じゃない』、『遠い足の話』など。2015年に刊行した『悪声』で第4回 河合隼雄物語賞を受賞。京都在住。http://www.mao55.net/gohan/

荒井良二 /

(あらい・りょうじ)アーティスト・絵本作家。1956年山形県生まれ。1990年に処女作『MELODY』を発表以来、数々の絵本、挿画を手掛ける。2005年には児童文学賞の最高峰アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞、日本を代表する絵本作家として国内外で活躍。絵本『あさになったので まどをあけますよ』で2012年に第59回産経児童出版文化賞大賞を受賞。2010年と2012年に郷里の山形市で個展『荒井良二の山形じゃあにぃ』を開催。「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」芸術監督。

野村誠 /

(のむら・まこと)作曲家・鍵ハモ・ピアノ奏者・共同作曲実践者。1968年名古屋生まれ。8歳より独学で作曲を始める。90年に即興演奏をベースに共同作曲するバンドpou-fouを結成、Sony Music EntertainmentのNEW ARTISTS AUDITIONグランプリを受賞し、92年CD「Bird Chase」をリリース。JCC ART AWARDS現代音楽部門最優秀賞(1996)、第1回アサヒビール芸術賞(2003)受賞。著書に『音楽ってどうやるの』『即興演奏ってどうやるの』(あおぞら音楽社)、『老人ホームに音楽がひびく』(晶文社)、『音・リズム・からだ』(民衆社)、『音楽づくりのヒント』(音楽之友社)等など。http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/(野村誠の作曲日記)