芸術や芸能の発生や民間信仰に関心を持ち、とんがりビルの「十三時」を拠点にフィールドワークや執筆、造形表現をおこなっている山伏の坂本大三郎。「絵解きナイト」では、坂本が旅のなかで出会ったモノや学んだ技術、触れてきた信仰や地域文化を日替わりで紹介しながら、自然や土地の読み方について語る。
第2夜|9月11日[日]18:30~20:00 (予約不要・入場無料)
「旅と物語」
平澤まりこ(イラストレーター)×坂本大三郎
古来、「モノ」という言葉は自然に宿る精霊をあらわした。自然と向かい合い、彼らの言葉を語ることが「モノ語り」だった。世界各地を旅して、旅に関する著作もあるイラストレーター平澤まりこと、各地のモノガタリを探して旅をつづける坂本大三郎が、移動すること暮らすこと、旅と物語について語り合う。
開催日=9月11日[日]18:30~20:00 (予約不要・入場無料)
会場=とんがりビル2F「サンデーブース」〒990-0042 山形県山形市七日町2丁目7-23 とんがりビル2階
主催=東北芸術工科大学
共催=株式会社マルアール
協力=サンデーブース
問合せ=023-627-2091、biennale@aga.tuad.ac.jp(東北芸術工科大学 山形ビエンナーレ事務局)工科大学 山形ビエンナーレ事務局)
(みせ・なつのすけ)日本画家。1973年奈良県生まれ。東北芸術工科大学教授。2009年VOCA賞受賞。作品は和紙と墨、金箔など日本画の素材を用いて大画面を構成し、伝統的な素材を用いつつも、現代性をもった大きなイメージとなっている。現在は東北地域における美術のあり方を問うプロジェクトを展開している。主な展覧会は、「MOTアニュアル2006 No Border「日本画」から/「日本画」へ」(2006・東京都現代美術館)、「Kami. Silence – Action 」(2009・ドレスデン州立美術館)他。http://www.natsunosuke.com/
(ひらさわ・まりこ)イラストレーター。東京生まれ。広告、雑誌、装画などを手掛ける他、海外、国内問わず気になる人や街を訪ね、絵と文章を用いて本を制作している。著書に『旅とデザート、ときどきおやつ』(河出書房新社)、『イタリアでのこと〜旅で出会ったマンマとヴィーノとパッシオーネ』(集英社)、『1カ月のパリジェンヌ』(主婦と生活社)、絵本『森へいく』(集英社)など多数。近著に初めて銅版画で制作した絵本『しろ』(mille books)がある。各地の美術館などでワークショップも行う。http://www.hirasawamariko.com