荒井良二

2010年・2012年と郷里の山形市で隔年開催してきた「荒井良二の山形じゃあにぃ」は、2014年に初開催となった山形ビエンナーレの前身となった。芸術監督を務める本芸術祭でも、絵画・映像・オブジェ・ライブペインティングなど多彩な作品群を、市民や子どもたち、いしいしんじや野村誠らアーティストとともに共同制作。第一会議室は新旧の絵本原画を再編集した映像インスタレーションを、ギャラリー4では大小の舞台を設えて、荒井にとっての私的東北風景を表現する。

展示タイトル=
「荒井良二アンソロジー1991-2016」(第一会議室)
「小さな東北劇場「おまえこごさなにしにきたのやぁ/What has broght you here?」(ギャラリー4)
展示会場=文翔館3F
公開日・時間=会期中常設(9/5・9/20休館)9:00~16:30
制作協力:平清水焼 七右エ門窯、添田康平、犬飼とも、偕成社

荒井良二 /

(あらい・りょうじ)アーティスト・絵本作家。1956年山形県生まれ。1990年に処女作『MELODY』を発表以来、数々の絵本、挿画を手掛ける。2005年には児童文学賞の最高峰アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞、日本を代表する絵本作家として国内外で活躍。絵本『あさになったので まどをあけますよ』で2012年に第59回産経児童出版文化賞大賞を受賞。2010年と2012年に郷里の山形市で個展『荒井良二の山形じゃあにぃ』を開催。「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」芸術監督。