大槌秀樹

大槌秀樹は、2008年に東北芸術工科大学の学生と卒業生が元旅館をセルフリノベーションしたシェアアパートメント「ミサワクラス」の設立メンバー。本芸術祭の参加アーティストでは唯一、開催エリアの山形市七日町・本町に居住している大槌は、空洞化が進む中心市街地の空きテナントや、深夜の路上や、パーキングビル、廃業したスーパーなどでゲリラパフォーマンスをおこない、その記録映像やスチール写真を「MOLE GALLERY」と名付けたミサワクラス内の自室で発表する。

展示タイトル=Monochrome acts
展示会場=ミサワクラス
公開日・時間=会期中常設(2Fは時間帯によって入場制限有)11:00~18:00

大槌秀樹 /

(おおづち・ひでき)1981年生まれ。千葉県生まれ。東北芸術工科大学大学院修了後、廃旅館をリノベーションした「ミサワクラス」で、同世代のアーティスト・写真家・音楽家・建築士等と共同生活を開始。身体と物質・空間とのある行為から生まれる事象の記録を、映像や写真、パフォーマンス等で表現している。主な個展として「NUTS-Nowhere Un-Touchable Self-」(2014年・ARTZONE/京都)、グループ展として「Myth in us」(2009年・Total Museum/韓国・ソウル)、「I’m here. APT -アートの住処-」(2009年・三共ビル/山形)、「私達は語る言葉を持たない」(2012-2013年・ミサワクラス/山形)など。現在は空洞化した街の廃墟や駐車場、空白となった場を舞台に、その場に残る記憶や事実をもとに同居人とパフォーマンスを実行。映像として記録し、声なき音を響かせる作品を制作中。http://www.zuchimekko.com