坂本大三郎

山形ビエンナーレ2014では、瀧山で集めた風倒木に、来場者の姿を刻み込んだ山伏の坂本大三郎。完成した数百体の「きぼっこ」は、芸術祭が閉幕した翌日に、同じ瀧山の胎内くぐりの巌穴に納められた。山形ビエンナーレ2016でも開催テーマ「山は語る」の先達として、テーマ「山は語る」の先達として、各種ビエンナーレグッズを取り揃えた「みちのおく商店」、老舗の和菓子店とコラボして山の文化をコンセプトにしたカフェ「森羅万象茶屋」、旅で出会った様々な信仰や地域文化を日替りで語る「絵解きナイト」、イラストレーターの平澤まりこが企画して縄文から山伏文化まで旅する「湯殿山ツアー」など、訪れる人々を山の世界に誘うさまざまな場をひらく。

展示会場=「十三時」とんがりビル1F/「森羅万象茶屋」乃し梅本舗佐藤屋本店蔵座敷
公開日・時間=「十三時」は会期中無休11:00~19:00/「森羅万象茶屋」は会期中の土日のみ営業11:00~売切れ次第終了
イベント=「絵解きナイト」9/3[土]、9/11[日]、9/16[金]、9/24[土]各回18:30~とんがりビル2F

坂本大三郎 /

(さかもと・だいざぶろう)山伏。「十三時」店主。1975年千葉県生まれ。芸術や芸能の発生や民間信仰、生活技術に関心を持ち東北を拠点に山伏として活動している。春には山菜を採り、夏には山に籠り、秋には各地の祭りをたずね、冬は雪に埋もれて暮らす。著書に『山伏と僕』(リトルモア・2012)、『山伏ノート』(技術評論社・2013)がある。http://13ji.jp/