ひじおりの灯

「ひじおりの灯」は東北芸術工科大学と大蔵村肘折温泉が2007年から共同開催しているアートプロジェクトで、 今年で10周年を迎える。若手作家たちが描く灯籠絵は、毎年新作に張り替えられ、霊峰月山の麓で千年続く湯治場を照らし出す。本芸術祭の参加アーティストでは、坂本大三郎、三瀬夏之介、田中望、久松知子が「ひじおりの灯」を制作・出品。山形ビエンナーレイヤーの今年は、8/6(土)から8/28(日)まで肘折温泉街で点灯した後、文翔館ギャラリーと東北芸術大学本館エントランスに一部に移設・点灯する。

展示会場=文翔館2F・東北芸術工科大学本館1Fエントランスホール
公開日・時間=会期中常設(文翔館=9/5・9/20休館)9:00~16:30/東北芸術工科大学は無休
イベント=9/3[土]15:30~16:30「肘折絵語り(灯籠の描き手による解説トーク)」

ひじおりの灯 /

(ひじおりのひ)肘折温泉が開湯1200年を迎えた2007年の夏から山形県大蔵村肘折地区と東北芸術工科大学が共同で開催している灯籠絵展示会。春の温泉街で学生・卒業生たちが滞在制作をおこない、半年をかけて灯籠絵を制作。古くから守られてきた肘折の自然や文化、湯とともに生きる人々の暮らしから、さまざまな「肘折物語」が八角形の灯籠に描かれ、夏の夜の温泉街に灯される。2016年度の新作灯籠は、浅野友理子、石原葉、金子富之、辛遊理、後藤拓朗、佐々木優衣、佐藤真衣、羽賀文佳、原田圭、久松知子、藤原美咲、古田和子、松澤幸治、山口裕子、美術科版画コース1年生が描き手を務める。http://blog.tuad.ac.jp/hijiori/