ミロコマチコ
+EHON LABO.

中山間地域の過疎化による狩猟圧の低下や、森林生態系の変化などの諸要因によって、山形各地で熊やカモシカなど山に棲む動物たちが住宅地に姿をあらわすようになった。絵本作家のミロコマチコは、みちのおくつくるラボのメンバーと森と街の境界で聞き書きを重ね、住民から6種の野生動物にまつわる100以上の体験談を採話し、山車のような立体絵本「あっちの目、こっちの目」を制作する。森/街、人/獣という、2つの世界の交わりを物語るアートプロジェクト。

展示タイトル=あっちの目、こっちの目
展示会場=文翔館議場ホール
公開日・時間=会期中常設(9/5・9/20休館)9:00~16:30
取材・編集=EHON LABO.(安達奈緒子、荒川由衣、庄司亮一、高橋かおる、高橋美香、玉手りか、半澤青空、古田和子、是恒さくら、伊藤迪子)
制作サポート=株式会社ブレーメン
楽曲政策=白丸たくト
協力=アカオニ、FLOT
助成=平成27年度 文化庁 大学を活用にした文化芸術推進事業
イベント=オープニングセレモニー&朗読会「あっちの目、こっちの目」9/3[土]13:00~14:00
ライブ=野村誠のピアノじゃあにぃ「あっちの耳、こっちの耳」9/18[日]13:00~14:30(開場12:30/入場無料・予約不要)

ミロコマチコ /

画家・絵本作家。1981年大阪府生まれ。個展やグループ展など、作品展示を全国各地で精力的に行い、伸びやかな作風で、動物や植物を生き生きと描き、注目を集める。2012年、『オオカミがとぶひ』(イースト・プレス)で、絵本デビュー。同作で2013年、第18回日本絵本賞大賞を受賞。他の絵本に『ぼくのふとんはうみでできている』(あかね書房)、『てつぞうはね』(ブロンズ新社)など。『オレときいろ』(WAVE出版)でブラティスラヴァ国際絵本原画展「金のりんご賞」受賞。他の著作に画文集『ホロホロチョウのよる』(港の人)、画集『けだらけ』(筑摩書房)など。http://www.mirocomachiko.com