森岡督行が銀座一丁目に構える森岡書店は、わずか5坪の空間ながら「一冊の本を売る」という唯一無二のコンセプトと、美術書や写真集を専門に扱ってきた店主の確かな審美眼で、世界の本愛好家の関心を引き寄せている。山形ビエンナーレは森岡書店と連携し、いしいしんじが発表した「門」にまつわる掌編小説に、荒井良二がイラストを描き下ろした新刊『赤ん坊が指さしてる門』を展示・販売。銀座の森岡書店も「みちのおくの芸術祭」の会場となる。また、山形県寒河江市出身の森岡督行が、郷里の名所を案内するバスツアーも実施。
展示会場=森岡書店(東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1F)
展示タイトル=『赤ん坊が指さしてる門』出版記念展
公開日・時間=9/13[火]~9/25[日](9/19休廊)13:00〜20:00
企画協力=アリエスブックス、森岡督行、釜屋憲彦
(もりおか・よしゆき)「森岡書店」店主。1974年山形県生まれ。「1冊の本を売る書店」がテーマの株式会社森岡書店代表。著書に『BOOKS ON JAPAN 1931-1972』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『荒野の古本屋』(晶文社)、『本と店主』(誠文堂新光社)等がある。『芸術新潮』や『花椿』(資生堂)を始めとするメディアにて連載・執筆を行っている。『工芸青花』(新潮社)編集委員。森岡書店のビジュアル・デザインが、ドイツのIFデザイン賞とイギリスのD&AD賞を受賞。