2千本の竹で組み上げた特設の芝居小屋「BAM BOO NEST」(=竹の巣)で、影絵師の川村亘平斎が東北各地の人々と影絵芝居を上演する。第一夜は福島県南相馬市の4つの家族と演じる、同市小高地区に伝わる民話「大悲山の大蛇」。東日本大震災の鎮魂と故郷再生への祈りを込めた影絵奉納。
演目=「ヘビワヘビワ~福島県南相馬市小高区大悲山の大蛇伝より〜」
開催日=9月4日[日]18:30〜19:30(整理券配布16:00〜/開場17:30)入場無料・予約不要
※展示会場で実施するため観覧希望者が多数の場合は入場制限をさせていただく場合もございます。予めご了承ください。
会場=東北芸術工科大学本館7Fギャラリー
出演=川村亘平斎、福島県南相馬市民有志、DANCE SPACE
音楽=GO ARAI
協力=伊藤忠青山アートスクエア
(かわむら・こうへいさい)ガムラン奏者・影絵師・イラストレーター。1980年東京都生まれ。影絵と音楽を中心にイラスト、デザイン他多方面に活躍する芸術家。ソロユニット「TAIKUH JIKANG滞空時間」(2009~)を始動し、東南アジアツアーや細野晴臣氏のイベント出演、漫画「宇宙兄弟」とのコラボPVなどに参加。ソロ名義でYAMAHAバイクPV(2015)、アウトドアブランドcolombiaPV(2016)他に楽曲提供。影絵シリーズ企画「ボクと影絵と音楽」(2009~)、「丸亀影絵通り」(2013/香川県丸亀市)、「恵比寿映像祭」(2014/東京都立写真美術館)、「サントリー美術館影絵WS」(2014/六本木アートナイト)、「川村亘平斎と田中馨の影絵と音楽」DVD制作(2015)、影絵個展「MATA AIR」(2015/神奈川県相模原市)、ceroのアルバムジャケット、MVに影絵作品提供(2014,2015)ほかを制作。日本各地に赴きワークショップや取材を通じて、「地蔵について」(2014/山形ビエンナーレ)、南相馬影絵「ヘビワヘビワ」(2015/福島県福島市)、「巷説昌福寺縁起」(2016/山梨県巨摩郡)などを制作。土地に残る物語を影絵作品として再生させ、現代日本と伝統的な感性をつなぐ新たな「芸能」を発信し続けている。インドネシア共和国・バリ島に音楽留学(2003)。平成28年度第27回五島記念文化賞美術新人賞受賞(2016)。http://taikuhjikang.com/kawamurakoheisai/