寺尾紗穂 弾き語りライブ|山姥のいるところにて

音楽・ダンス・アート

エッセイ「山姥のいるところ」(ウェブ平凡)連載中のシンガーソングライター寺尾紗穂が、姥像がいまなお鎮座する蔵王山系の麓の、小さな円形劇場でおこなう連続ライブ。2015年の全国ツアー「楕円の夢」をともにした、路上生活者をメンバーに含む舞踏グループ「ソケリッサ!」や、本芸術監督の荒井良二と共演するほか、日本各地のわらべ歌や子守唄、振付家アオキ裕キによるダンスのワークショップなど、歌と踊りと物語を織り交ぜた3日間のプログラム。

開催日=9月9日[金]、10日[土]、11日[日]/入場無料・予約不要
会場=東北芸術工科大学こども劇場
出演=寺尾紗穂(シンガーソングライター/エッセイスト)、ソケリッサ!(ダンスグループ)、荒井良二(アーティスト/絵本作家)

●プログラム
9月9日 [金]寺尾紗穂×荒井良二/15:00〜17:00(開場14:30)
9月10日[土]寺尾紗穂ソロライブ/17:30〜19:00(開場17:00)
9月11日[日]寺尾紗穂×ソケリッサ!「わらべうた」ワークショップ/10:30〜11:30(開場10:00)
寺尾紗穂×ソケリッサ!「楕円の夢」ライブ/17:30~19:00(開場17:00)

寺尾紗穂(てらお・さほ)シンガーソングライター、エッセイスト。1981年東京都生まれ。大学時代に結成したバンドThousands Birdies’ Legsでボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。2007年ピアノ弾き語りによるメジャーデビューアルバム「御身」が各方面で話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。2014年11月公開の安藤桃子監督作品『0.5ミリ』(安藤サクラ主演)に主題歌を提供した他、 CM、エッセイの分野でも活躍中。2009年よりビッグイシューサポートライブ「りんりんふぇす」を主催。10年続けることを目標に取り組んでいる。著書に『評伝 川島芳子』(文春新書)『愛し、日々』(天然文庫)『原発労働者』(講談社現代文庫)『南洋と私』(リトルモア)がある。平凡社のウェブマガジン「ウェブ平凡」にて『山姥のいるところ』を連載中。http://www.sahoterao.com

ソケリッサ!ダンスグループ。「ソケリッサ!」は造語で「それ行け!という言葉の勢い、前に進む」という意味を表す。演出を行うダンサー・振付家アオキ裕キが「生きることに日々向き合う身体」を求め路上生活経験を持つ参加者を集めた活動。2005 年よりビッグイシュー基金の協力のもとメンバーを募り、第一回公演「新人H ソケリッサ!」を2007 年に行う。十和田市現代美術館、大野一雄フェスティバルなどに出演、他、慶応大学など学生へ向けての講演、寿町の幼稚園などにおいて子供たちへ向けたパフォーマンスまで多様な活動を行う。2015 年にシンガー寺尾紗穂とコラボレーション、クラウドファンディングで集まった寄付により日本全国13ヶ所でのツアーが実現。身体の記憶を生かした動きから見える景色、路上生活経験の身体による芸術活動の展開は、社会性を含んだ幅広い可能性を持ち大きく注目されている。http://sokerissa.net

荒井良二(あらい・りょうじ)アーティスト・絵本作家。1956年山形県生まれ。1990年に処女作『MELODY』を発表以来、数々の絵本、挿画を手掛ける。2005年には児童文学賞の最高峰アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞、日本を代表する絵本作家として国内外で活躍。絵本『あさになったので まどをあけますよ』で2012年に第59回産経児童出版文化賞大賞を受賞。2010年と2012年に郷里の山形市で個展『荒井良二の山形じゃあにぃ』を開催。「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」芸術監督。