古くから〈市の街〉として栄えてきた山形市七日町界隈に、手仕事・農作物・アート・服・本の5つの市を立て、東北に根ざした活動をおこなうクリエイターや生産者を紹介する「市プロジェクト」。土曜日に文翔館の前庭に立つ「山姥市」では、有志市民が山のセンダツから学んだ技で、土産のルーツとしての山苞(ヤマヅト)を制作・販売。ものづくりの未来を見据え、山の手仕事を伝承・交易させる場としての市庭(いちば)をひらく。
開催日=9/3[土]、9/10[土]、9/17[土]、9/24[土]/12:00~16:00
出店=「山の口」by 山姥座(MIYAGE LABO.)
センダツの店:酒井木工所(山形市・切畑)、玉庭地区交流センター(川西町・玉庭)、「技術」玉庭地区里山再生事業(川西町・玉庭)、結工房(仙台市・堤)
アトツギの店:井戸川美奈子(おえ草履)、橋本恒平・稲田瑛乃(こけし)、高橋伸一(工房ストロー)、渡部萌(山の手)、Nanako Sedo(村のバザール)、etc…
会場:文翔館前庭
空間・什器デザイン=井上貴詞
ディレクション:アトツギ編集室
幟・テキスタイルデザイン:吉田勝信
天野典子、稲葉鮎子、成瀬正憲、吉田勝信による「アトツギ」をテーマに活動するリトルプレス。山形や東京など異なる拠点を持つメンバーがあつまり、2013年に設立。地域の食、手仕事、生業や暮らしの継承などを巡り、「聞き書き」をベースに本・展覧会・旅をつくっている。2013年『アトツギ手帳―庄内の食の継ぎ方』(アトツギ編集室)を出版。展示会に2012年「アトツギ展―山と里、庄内にまなぶ」(せたがや文化財団 生活工房)、2013年「アトツギ展―鶴岡の食の継ぎ方」(TSURUOKA FOOD EXPO 2013)。2013年より山を巡るフィールドワーク「森の晩餐」シリーズを展開する。http://atotsugi.me