芸術や芸能の発生や民間信仰に関心を持ち、とんがりビルの「十三時」を拠点にフィールドワークや執筆、造形表現をおこなっている山伏の坂本大三郎。「絵解きナイト」では、坂本が旅のなかで出会ったモノや学んだ技術、触れてきた信仰や地域文化を日替わりで紹介しながら、自然や土地の読み方について語る。
第4夜|9月24日[土]
16:00〜「シリア・モナムール」上映会(1,000円)
山形国際ドキュメンタリー映画祭/優秀賞受賞作品を上映。
18:30~20:00 (予約不要・入場無料)
「映画とこれからのモノ語り」
林海象(映画監督)×坂本大三郎
その昔、山伏は絵を携え旅をして各地で絵を解きながら物語を語った。そのことで人は世界の中に自分を位置づけることができるように感じた。いま世界を物語る絵・イメージといえば映画が思い浮かぶ。これから僕たちはイメージの中にどんな物語を投影していくことができるだろうか。映画について、物語について、文化について、自然について、映画監督・林海象と坂本大三郎がモノ語る夜。
*定員25名/各回の開始1時間前より、とんがりビル1階「十三時」で整理券を配布します。
開催日=9月24日[土]18:30~20:00 (予約不要・入場無料)
会場=とんがりビル2F「サンデーブース」〒990-0042 山形県山形市七日町2丁目7-23 とんがりビル2階
主催=東北芸術工科大学
共催=株式会社マルアール
協力=サンデーブース
問合せ=023-627-2091、biennale@aga.tuad.ac.jp(東北芸術工科大学 山形ビエンナーレ事務局)工科大学 山形ビエンナーレ事務局)
(みせ・なつのすけ)日本画家。1973年奈良県生まれ。東北芸術工科大学教授。2009年VOCA賞受賞。作品は和紙と墨、金箔など日本画の素材を用いて大画面を構成し、伝統的な素材を用いつつも、現代性をもった大きなイメージとなっている。現在は東北地域における美術のあり方を問うプロジェクトを展開している。主な展覧会は、「MOTアニュアル2006 No Border「日本画」から/「日本画」へ」(2006・東京都現代美術館)、「Kami. Silence – Action 」(2009・ドレスデン州立美術館)他。http://www.natsunosuke.com/
(さかもと・だいざぶろう)山伏。「十三時」店主。1975年千葉県生まれ。芸術や芸能の発生や民間信仰、生活技術に関心を持ち東北を拠点に山伏として活動している。春には山菜を採り、夏には山に籠り、秋には各地の祭りをたずね、冬は雪に埋もれて暮らす。著書に『山伏と僕』(リトルモア・2012)、『山伏ノート』(技術評論社・2013)がある。http://13ji.jp/