2014年に開催された第一回山形ビエンナーレで、文翔館前庭に円形のサッカーコートを出現させ、山形市民を驚かせた気鋭の建築家ユニット+世界初のDIYメーカーのチームが再結集。山形県のブランド木材〈西山杉〉を使って、傑作椅子〈AA STOOL〉を基にした構造物を文翔館に設置する。
展示タイトル=さんもん
展示会場=文翔館 前庭
公開時間=9:00〜16:30
協力=西山杉利活用推進コンソーシアム、株式会社シェルター、有限会社庄司林業、大江町製材組合、La Jomon(熊谷太郎)、吉田造園
山形ビエンナーレ2018のメイン会場となる重要文化財・文翔館の前庭に、同展のテーマ「山のような」を体現する構造物を製作した。芸術祭へのゲートという意味合いを込めて“さんもん”と名付けた。山形県のブランド木材である西山杉を使い、石巻工房との共作“AAスツール”を巨大化したものが山脈のように連なって人々を迎える。構造体が屋根となり、新酒ができたことを知らせる杉玉の下では山形の地酒がふるまわれ、人々の集いの場ともなっている。
神聖な山への入口のようでありながら、芸術の祭りにふさわしい祝祭的な賑やかさを生み出すシンボルを目指した。
(トラフ建築設計事務所〈さんもん〉のためのテキストより)