“そして、
その山地民たちは
祭りをはじめる”

9月10日(土)
9月11日(日)
start 11:30
end 18:00
(*イベント終了時間)
close 20:00
稲葉俊郎(医師/山形ビエンナーレ芸術監督)、OLAibi(アーティスト)、橘田優子(植物染色作家)、コウノリ(サンシャインジュース代表)、コムアイ(アーティスト)、成瀬正憲(山伏/採集者)、野村友里(eatrip主宰/料理人)、R∞∞T LAB.(勝見淳平、瀬藤康嗣、マイケル・フランク)
CQ1
2階 2-C・2-D・2-E
ライブパフォーマンス 音楽ライブ ワークショップ トーク

人類学者のJ・C・スコットは『ゾミア』のなかで、これまで「未開」とみなされてきた山地民たちが、人口の集中した平野部の都市国家で蔓延した感染症を逃れ、徴税や徴兵制といった国家統治をかわし、自由と自治のためにみずから「原始性」を選び取った人びとだったと述べています。そのような視座は、私たちの想像力を揺り動かし、これまでとは別の可能性を開く鍵となるでしょう。経済的にも環境的にも崩れゆく世界を離れ、どこからともなく寄り集った人びとが、とある山を寓話的に演出しながら山地民に転じ、生きる喜びと祝福に満たされた一瞬のために新たな祝祭の空間をつくりだします。

いのちの学校 /土と人
『いのちの学校』 各週の参加アーティストでテーマやコンセプトを出し合い、内容を決定。食、音楽、パフォーマンス、ワークショップなど表現者と参加者が一体となるイベントプログラムを週末ごとに展開します。どの週末も唯一無二の体験になるでしょう。会場が元小学校の教室ということもあり、事前予約が必要なプログラムや参加人数を限定した有料プログラムもあります。詳細は各プログラムを確認ください。

『土と人』 土を感じ、地球を想い、人と人が繋がり、健やかな生き方がうまれるフィールドをつくっていくコミュニティです。Q1のエントランス広場を会場に、植物性の食材(ヴィーガン)、 オーガニック、フェアトレード、ゼロウェイストをコンセプトに山形、宮城を中心とした素晴らしいお店や生産者の方々が集います。9/10(土)、11(日)、17(土)、18(日)の開催を予定しています。

人類学者のJ・C・スコットは『ゾミア』のなかで、これまで「未開」とみなされてきた山地民たちが、人口の集中した平野部の都市国家で蔓延した感染症を逃れ、徴税や徴兵制といった国家統治をかわし、自由と自治のためにみずから「原始性」を選び取った人びとだったと述べています。そのような視座は、私たちの想像力を揺り動かし、これまでとは別の可能性を開く鍵となるでしょう。経済的にも環境的にも崩れゆく世界を離れ、どこからともなく寄り集った人びとが、とある山を寓話的に演出しながら山地民に転じ、生きる喜びと祝福に満たされた一瞬のために新たな祝祭の空間をつくりだします。

参加方法
有料(要予約)
料金
6,000円 (各日ごと)
定員
20名 (9/10、11それぞれ20名ずつ。両日参加可)

参加者募集

アーティストと共に祭りを創り、祝祭をあげる方を募集します。
2日間で祭りを創るため2日通しの参加が望ましいですが、1日づつの参加でも可能です。

●定員:20名(各日)
●参加費:6,000円(1日)、12,000円(2日)
●参加方法:メールアドレス まで
【「そして、その山地民たちは祭りをはじめる」参加希望】と題して、【プログラム内容】と【確認事項】を確認の上、以下の1~4をメール本文に記載のし、ご応募ください。受付順で定員になり次第締め切らせていただきます。

1.「そして、その山地民たちは祭りをはじめる」への参加を希望します。
2. お名前(漢字、仮名)と人数 *複数の方は人数分のお名前
3. 参加日(9/10、11の両日または、9/10、9/11を必ず記載)
4. 連絡先の電話番号とメールアドレス

プログラム内容

9/10(土)前日祭(共同制作、音楽、パフォーマンス)

start 11:30
end 18:00(*イベント終了時間)
close 20:00(予定)

タイムテーブル
11:30
参加者集合(Q1 2階 2-C)
11:45−12:15
挨拶
12:15−13:00
【お話】
稲葉俊郎
13:00−16:00
祭りの準備(共同制作)
【食・飲】
野村友里、コウノリ
【空間装飾・衣装・楽器制作】
橘田優子、成瀬正憲
【パン・発酵実験・インスタレーション】
勝見淳平、瀬藤康嗣、マイケル・フランク
16:00−16:50
休憩(フリータイム)
16:50−18:00
【音楽・パフォーマンス】
OLAibi、コムアイ
18:00−
振り返り

9/11(日)本祭(共同制作、音楽、パフォーマンス)

start 11:30
end 18:00(*イベント終了時間)
close 20:00(予定)

タイムテーブル
11:30
参加者集合(Q1 2階 2-C)
11:45−12:15
挨拶
12:15−13:00
身体を動かす
13:00−16:00
本祭のセッティング(共同制作)
【声、音、身体】
OLAibi、コムアイ
【空間装飾・衣装・楽器制作】
橘田優子、成瀬正憲、川上謙
【パン・発酵実験・インスタレーション】
勝見淳平、瀬藤康嗣、マイケル・フランク
【食・飲 *時間限定となります】
野村友里、コウノリ
16:00−16:50
休憩(フリータイム)
16:50−18:00
【音楽、パフォーマンス】
OLAibi、コムアイ
18:00−
振り返り

確認事項

*OLAibiとコムアイの音楽・パフォーマンス、上記共同制作は1日目、2日目は別の内容になります。
*料理を食べる会はありませんので食事は済ませてくるか休憩を取りながらQ1エントランスで開催している「土と人」のマーケットなどを各自ご利用ください。
*両日共、汚れてもいい服装でお越しください。
*未就学児童の参加はお断りさせていただきます。
*人数限定のためお子様同伴の場合(小学生以上)でも同額の参加費となりますのでご了承ください。
*参加費は当日受付でお支払いください。なるべくお釣りのないようにご準備願います。
*キャンセルポリシーについて。キャンセルは3日前までにお願い致します。
開催日の3日前まで:無料
開催日の2日前:参加費の50%
開催日の1日前:参加費の70%
当日キャンセルや無断キャンセルの場合:参加費の100%
*体調管理について
コロナウイルス感染拡大防止のため、当日の朝に、各自で検温をお願いいたします。検温の結果、37℃を超える場合はご連絡ください。この場合、キャンセル料は発生しません。また当日は指示がない限りはマスク着用をお願い致します。マスクをご持参いただけない場合は参加できませんのでご了承ください。

  • 稲葉俊郎(Toshiro Inaba)
    医師/山形ビエンナーレ芸術監督

    1979年熊本生まれ。医師、医学博士、東京大学医学部付属病院循環器内科助教を経て、2020年現在、軽井沢病院副院長・総合診療科医長、信州大学社会基盤研究所特任准教授、東北芸術工科大学客員教授などを兼任(山形ビエンナーレ2020 芸術監督)。著書に『いのちを呼びさますもの』(アノニマ・スタジオ) 、『いのちは のちの いのちへ』(2020年)(アノニマ・スタジオ)、『ころころするからだ』(2018年、春秋社)、『からだとこころの健康学』(2019年、NHK出版)など。
    https://www.toshiroinaba.com/

  • photo by yayoi arimoto
    オライビ(OLAibi)
    アーティスト

    シルクロードをルーツに持つ。ドイツに渡り電子音楽や現代音楽に触れる。その後、太鼓を中心としたマルチアーティストとしてパフォーマンス、CMや映画音楽、ショーや舞台などの音楽を制作する。OOIOOのドラマーとして国内外で活動後、広大な森の中に住み、年月をかけ森の生物の生態と音を録り続け、様々な国、民族の言語を語感と言霊を頼りにリリックを綴る。ドラム、民族楽器、おもちゃのキーボードなどをサンプリングしたビートと住う森の音を織り重ね独自の音楽を表現する。2021年 写真家松原博子とsound&photo bookをリリース。六本木クリアギャラリーにて初のサウンドインスタレーションの個展を開催。

  • photo by T.Minamoto
    橘田優子(Yuko Kitta)
    植物染色作家

    沖縄県北部にて植物染料の栽培や採取、薪の火や発酵などによる染色、デザイン、縫製まで、物が生まれてから土に還るまでを分断のない一つの流れとして捉え、自然と人間を媒介するというコンセプトを軸に衣服や空間作品の制作を行なっている。

  • photo by Yumi Saito
    コウノリ(Ko Nori)
    サンシャインジュース代表

    アメリカ、日本、台湾での生活を経て2014年に日本初のコールドプレスジュース専門店「サンシャインジュース」をオープン。使う素材にこだわり、全国各地の生産者を訪ねて太陽と土のエネルギーが詰まった野菜を使ってサンシャインジュースを展開。自身の日常生活にスポーツは欠かさず、趣味は持久スポーツ。

  • photo by Idan Barazani
    コムアイ(Kom_I)
    アーティスト

    声や身体表現を主とするアーティスト。日本の郷土芸能や北インドの古典音楽に影響を受けている。主な作品に、屋久島からインスピレーションを得てオオルタイチと制作したアルバム『YAKUSHIMA TREASURE』や、奈良県明日香村の石舞台古墳でのパフォーマンス『石室古墳に巣ごもる夢』、東京都現代美術館でのクリスチャン・マークレーのグラフィック・スコア『No!』のソロパフォーマンスなど。水にまつわる課題を学び広告する部活動『HYPE FREE WATER』をビジュアルアーティストの村田実莉と立ち上げる。NHK『雨の日』、Netflix『Followers』などに出演し、俳優としても活動する。音楽ユニット・水曜日のカンパネラの初代ボーカル。

    KOM_I SNS
    Instagram: @kom_i_jp
    Twitter: @KOM_I
    Youtube: ANOTHER LIVE Official Trailer

  • photo by Kohei Shikama
    成瀬正憲(Masanori Naruse)
    山伏/採集者

    岐阜県出身、山形県在住。中央大学大学院総合政策研究科修士課程修了。哲学研究のかたわら列島各地の儀礼や芸能に触れ羽黒修験と出会う。山形県に移住し、羽黒町観光協会勤務を経て独立。山伏の修行を重ねながら、大学で人類学の教鞭をとり、日知舎として多様な経済活動を行っている。月山山麓の食と手仕事の文化を先人に学び、自ら素材を採集し、今日の生活に沿ってつくりとどけるそれは、文明を異化し、自己-野蛮化する過程。

  • R∞∞T LAB.(ルート・ラボ)
    アーティスト・コレクティブ

    ROOT CULTUREのメンバー、瀬藤康嗣(サウンドアーティスト)・勝見淳平(パン職人)に、マイケル・フランク(アーティスト)が参加し、2020年に鎌倉で実験と制作を開始。植物や発酵食品の生体電位を音に変換するデバイス「NOW HEAR MACHINE」を用いて、パン作りのプロセスを音響・映像化した「ヤマガタ 秋のパンまつり」(2020年山形ビエンナーレ)、りんごの樹木に実った果実自体がヘッドフォンになる「Apple Phone」、パンなどで作ったパペットをDJに合わせて踊らせる「Puppet Disco」、作曲家テリー・ライリー師の音楽教室「KIRANA EAST」などを展開中。

  • 野村友里(Yuri Nomura)
    eatrip主宰/料理人

    長年おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。ケータリングフードの演出や料理教室、雑誌での連載やラジオ出演などに留まらず、「シェ・パニース」のシェフ達と共に開催した参加型の食とアートのイベント“OPEN harvest”(2011年)や日本のシェフたちとともに立ち上げた“nomadic kitchen”プロジェクト、食べない食の舞台「食の鼓動」の企画・監修(2017年12月)、そして、銀座の地下に湧き出る水と、訪れる人々の声や街の音、奏でられる音楽を栄養素として食物を育てるプログラム「eatrip city creatures」のプロデュース・キュレーション(2019年4~5月)など、食の可能性を多岐に渡って表現している。2012年には原宿・明治神宮前の古民家に restaurant eatrip をオープン。さらに2019年11月には、表参道GYREにグロッサリー&エクスペリエンスショップ eatrip soil を開店し、自分も普段から愛用している日本各地の食材や雑貨を紹介するだけでなく、その物の背景や思いを知ることや体験をテーマとしたワークショップ<seed club>もスタート。生産者、野生、旬を尊重し、料理を通じて今後も食のもつ力、豊かさ、美味しさを伝えられたら、と活動を続ける。著書に「eatlip gift」「春夏秋冬おいしい手帖」「会いたくて、食べたくて 私が信頼する101の美味しさとその生産者たち」(共にマガジンハウス)「Tokyo eatrip」(講談社)「TASTY OF LIFE」(青幻舎)など。

いのちの学校 /土と人
『いのちの学校』 各週の参加アーティストでテーマやコンセプトを出し合い、内容を決定。食、音楽、パフォーマンス、ワークショップなど表現者と参加者が一体となるイベントプログラムを週末ごとに展開します。どの週末も唯一無二の体験になるでしょう。会場が元小学校の教室ということもあり、事前予約が必要なプログラムや参加人数を限定した有料プログラムもあります。詳細は各プログラムを確認ください。

『土と人』 土を感じ、地球を想い、人と人が繋がり、健やかな生き方がうまれるフィールドをつくっていくコミュニティです。Q1のエントランス広場を会場に、植物性の食材(ヴィーガン)、 オーガニック、フェアトレード、ゼロウェイストをコンセプトに山形、宮城を中心とした素晴らしいお店や生産者の方々が集います。9/10(土)、11(日)、17(土)、18(日)の開催を予定しています。