現代茶経 第1章
(Contemporary Tea Sutra - Chapter 1)
:喫茶往来

9月16日(金)
9月17日(土)
9月18日(日)
9月19日(月)
11:00−16:00
永岡大輔・井口和泉
メインビジュアル=松崎綾子
ロゴ制作=アメフラシ
会場設計・施工=濱定史+加藤建築
表具制作=杉山恵助
作品制作=平田尚也、大原光一、鈴木美雲、田久保静香、芳賀龍一、坂井直樹
CQ1
3階 ROOTS & Technique
展示 ライブパフォーマンス トーク

やまがたクリエイティブシティーセンターQ1の3階を拠点に、8世紀唐の時代に書かれたお茶の経典「茶経」の現代版として「現代茶経」と題し、作品展示、お茶にまつわるイベントを開催します。アート・工芸・食が絡み合う空間から、現代における新しいお茶のあり方や楽しみ方を提案します。 第1回となる今回は、「現代茶経 第1章(Contemporary Tea Sutra – Chapter 1): 喫茶往来」というイベントを開催し、毎週お茶の可能性を探る実験をゲストアーティストと行い、その様子を鑑賞いただけます。 イベント開催日の15:00くらいから、実験にまつわるトークと共に完成したお茶やお菓子を提供します。
第3週は、アーティストの永岡大輔さんと料理家の井口和泉さん。永岡さんは『球体の家』プロジェクトで過去山形ビエンナーレに参加していますが、今回はその派生プロジェクト『雑草研究所』として参加します。全ての野菜の源流は雑草であるという理念から、さまざまな野草や雑草を用いたお茶を煎れる試みです。また井口さんはハーブや野草を用いた料理や発酵食を得意とした方です。また、狩猟免許を取得し『料理家ハンターガール奮戦記 ジビエの美味しさを知らないあなたへ』を出版するなど興味深い経歴を持っています。今回は野草を用いたお菓子などを制作していただきます。

現代茶経/山の上の陶器市
唐の時代に書かれた「茶経」の現代版として「現代茶経」と題し、お茶にまつわるイベントを開催します。「現代茶経 喫茶往来」は、毎週お茶の可能性を探る実験をゲストと行い、その様子を鑑賞いただけます。その日の実験にまつわるトークと共に完成したお茶やお菓子を提供します。(数に限りがあります)関連企画として、隣接するショップでは茶道具を中心とした販売を行い、Q1のスタジオアーティストたちによるオープンスタジオも開催します。今回で3回目となる「山の上の陶器市」を1週目と最終週に作家から学生まで出店します。東西を行き来したお茶の可能性を楽しみ、それにまつわる道具の魅力を実際に手に取り感じていただけますと幸いです。

やまがたクリエイティブシティーセンターQ1の3階を拠点に、8世紀唐の時代に書かれたお茶の経典「茶経」の現代版として「現代茶経」と題し、作品展示、お茶にまつわるイベントを開催します。アート・工芸・食が絡み合う空間から、現代における新しいお茶のあり方や楽しみ方を提案します。 第1回となる今回は、「現代茶経 第1章(Contemporary Tea Sutra – Chapter 1): 喫茶往来」というイベントを開催し、毎週お茶の可能性を探る実験をゲストアーティストと行い、その様子を鑑賞いただけます。 イベント開催日の15:00くらいから、実験にまつわるトークと共に完成したお茶やお菓子を提供します。
第3週は、アーティストの永岡大輔さんと料理家の井口和泉さん。永岡さんは『球体の家』プロジェクトで過去山形ビエンナーレに参加していますが、今回はその派生プロジェクト『雑草研究所』として参加します。全ての野菜の源流は雑草であるという理念から、さまざまな野草や雑草を用いたお茶を煎れる試みです。また井口さんはハーブや野草を用いた料理や発酵食を得意とした方です。また、狩猟免許を取得し『料理家ハンターガール奮戦記 ジビエの美味しさを知らないあなたへ』を出版するなど興味深い経歴を持っています。今回は野草を用いたお菓子などを制作していただきます。

参加方法
無料

※注意事項
井口和泉さんは9/16のみの出演となります。
提供するものは実験の成果物です。必ずしも美味しいわけではありません。
提供できる数はその日によって異なり、数に限りがあります。

  • 永岡大輔(Daisuke Nagaoka)
    美術家

    1973年山形県生まれ、東京都在住。Wimbledon School of Art修士修了後、国内外にて個展・グループ展による発表多数。
記憶と身体との関係性を見つめ続けながら、創造の瞬間を捉える実験的なドローイングや、鉛筆の描画を早回しした映像作品を制作する。制作の痕跡が意図的に残される作品は作者の記憶ばかりではなく、失われた時間の痕跡としての余韻を空間にもたらす。また、平面や映像作品以外にも、朗読体験を通して人々の記憶をつなげるプロジェクト『Re-constellation』による公演や、現在では、新しい建築的ドローイングのプロジェクト『球体の家』に取り組むなど、様々な表現活動を展開している。

  • 井口和泉(Izumi Iguchi)
    料理家

    「発酵の3,5,7日間」|井口和泉

    1974年福岡生まれ。
    福岡、東京、フランスで菓子と料理を学ぶ。フランスでは特に、土地、気候、人の手が揃って初めて作られる「テロワール(地味)」を体感する。食卓から地続きにつながる世界を紹介する四季折々の旬を用いた料理教室を始める。全国各地での講義やワークショップ、商品開発、生産者と共催しての料理会など多岐に渡り「おいしい」にかかわる。

    1991年より、夜明け前に植物の新芽を収穫してつくる発酵シロップを仕込む暮らしが始まる。小さな薬草園のような小さな庭をつくる。現在、シロップの原材料となる野草は100種を超える。植物の採取、おいしさといのちへの興味から、狩猟の現場へも足を運ぶ(2014年狩猟免許取得。2017年返納)。

    2016年から、発酵食品を仕込み、醸し、出来た順から調理していただく連日連続開催ワークショップ「発酵の3.5.7日間」を日本全国で開催。「もぐもぐおいしくおなかほかほか」が多幸感のヒント。

    植物の育つ時間、再生のサイクルと調和して、発酵するシロップをますます作っています。

    著書
    2015年2月「料理家ハンターガール奮戦記 ジビエの美味しさを知らないあなたへ 」(朝日新聞出版)を上梓。

  • 濱定史(Sadashi Hama)
    建築家、山形大学建築デザイン学科助教

    1978年、茨城県生まれ。2002年武蔵野美術大学建築学科卒業。2004年筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻修士課程修了。2009年筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術学専攻博士課程修了。日本およびアジアにおける伝統的な建築構法の研究、歴史的建築の保存・再生設計。共著に『建築フィールドワークの系譜』、『小屋と倉』など。

  • 杉山恵助(Keisuke Sugiyama)
    東洋絵画修復家、本学保存修復学科准教授

    東京学芸大学教育学部環境総合科学課程文化財科学専攻卒業。学士。
    専門は、東洋絵画修復。

    1997年 株式会社宇佐美松鶴堂入社、東洋絵画及び書蹟の国指定文化財の修理に携わる。2003年にはスミソニアン博物館フリーア&サックラー美術館にて交換研修研究員として従事した。2007年より大英博物館保存修復科学部東洋絵画修理部門平山スタジオにてシニアコンサバターとして勤務。博物館に於ける日本絵画や東洋絵画コレクションの包括的な保存管理を業務とする他、博物館内外で講演やワークショップを行い日本の修理技術の伝承に力を入れた。2015年4月より東北芸術工科大学に勤務。東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター研究員兼任。東京文化財研究所客員研究員。英国保存修復学会認定会員。

  • 平田尚也(Naoya Hirata)
    美術家

    1991
    長野県生まれ

    東京都を拠点に活動
    2014
    武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
    主な個展
    2021
    「さかしま」Satoko Oe Contemporary(東京)
    2019
    「不完全な監獄」 ガーディアン・ガーデン(東京)
    「Recently Cyber Existence」リクルートホールディングス本社オフィス(東京)
    「Paranoia Drive」ANAGRA Tokyo(東京)
    2018
    「∃, Parallels, Invulnerability」トーキョーアーツアンドスペース本郷(東京)
    主なグループ展
    2021
    「TAMPA」The 5th Floor(東京)
    「summer show」Satoko Oe Contemporary(東京)
    「3人展 – 長谷川繁、ルカ・コスタ、平田尚也」Satoko Oe Contemporary(東京)
    2020
    「一枚の絵の力」Oil by 美術手帖、PROJECT 501(東京)
    「タウンワークス」Gallery X 渋谷PARCO(東京)
    2019
    「鉄工島フェス2019」BUCKLE KOBO(東京)
    「BHVR」BLOCK HOUSE(東京)
    「3331 Art Fair 2019」3331Arts Chiyoda(東京)
    「I FEEL FOR YOU」T-PASSEGE(東京)
    「群馬青年ビエンナーレ2019」群馬県立近代美術館(群馬)
    2018
    「TOKYO CANAL LINKS #10」B&C HALL(東京)
    「鉄工島フェス2018」BUCKLE KOBO(東京)
    「第18回グラフィック『1_WALL展』」ガーディアン・ガーデン(東京)
    2016
    「トーキョーワンダーウォール公募2016入選作品展」Tokyo Wonder Site 渋谷(東京)
    2015
    「PLUS ULTRA 2015」スパイラルガーデン(東京)
    2014
    「Art Jam 2014」Gallery Jin(東京)
    「New Artist 2014」Gallery Jin(東京)
    受賞歴
    2019
    群馬青年ビエンナーレ2019 ガトーフェスタ ハラダ賞受賞
    2018
    第21回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品選出
    第18回グラフィック『1_WALL展』グランプリ
    2016
    トーキョーワンダーウォール2016入選

  • 大原光一(Koichi Ohara)
    陶芸家

    1974年 東京生
    1994年 大学中退後、書家シュトラッサー・ベロニカ氏に師事、焼物を始める
    1995年 日本の陶産地を訪ね歩く
    写真家藤井友樹氏に出会う 様々な知己を得る
    1996年 南山陶苑 入社 常滑に移住
    1999年 同社 退社 独立
    韓国の陶産地を訪ね歩く
    2000年 韓国麗州郡 国際陶芸博覧会ワークショップ参加
    2003年 タイ プラナコーン大学にてデモンストレーション
    2004年 韓国麗州郡国際陶芸博覧会ワークショップ参加
    長野県飯田市にて知人の穴窯を造る
    2005年 常滑国際陶芸ワークショップ( の穴窯を造る
    2007年 常滑市まねき猫プロジェクト参加
    2009年 常滑国際陶芸ワークショップ( の半地下式穴窯を造る
    2010年 韓国麗州郡国際陶芸博覧会展示販売
    2011年 米国シカゴ市 Theaster Gates Studio にて制作
    2013年 米国シカゴ市 Theaster Gates Studio にて制作
    2014年 長三賞陶業展入選
    2015年 トルコ Istanbul biennal にて制作
    2016年 米国シカゴ市 Theaster Gates Studio にて制作
    2017年 香港 Art Basel 視察 北京 798 芸術特区訪問
    2018年 ストックホルム Bonniers Konshall 美術館にて制作
    2019年 東京オペラシティアートギャラリーでの「カミーユアンロ 蛇を踏む」展にて作陶協力
    国内外にて個展グループ展開催

  • 鈴木美雲(Mikumo Suzuki)
    陶芸家

    1993年千葉県生まれ。山形県在住。2018年東北芸術工科大学卒業。在学中にアジア現代陶芸展(愛知県陶磁美術館)、ジョウモンアート展(東北芸術工科大学)、3331ART FAIR2018(アーツ千代田3331)に参加。2018年に、現代陶芸展(西武渋谷店)、二人展、ArtLinks(fragile)、漆のお椀と一汁一菜のうつわ展(qnulpAA)、2019年煎茶と花-九人展(箒星)参加。
    近代に至るまで工芸、美術が曖昧ながらも括られていく中で、器も目に見えて分かる点でも変化があり、影響が大きかったと思います。私はその中でも過剰装飾とサイズ展開に違和感を抱いた事があったので、器を道具、作業工程、大きさ、素材、と器を形にする上で当たり前の根本を探りながら形にするよう制作しています。素材を探る事から表現の器に移行したと思える桃山時代の国焼と他国の焼き物(主に李朝)を参考にし、最小限に抑える事を意識しています。

  • 芳賀龍一(Ryuichi Haga)
    陶芸家

    1984年福島県生まれ。武蔵野美術大学に入学し、窯工研究会に入部するところから陶芸との出会いが始まります。彫刻学科に編入し、同大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了すると現代美術家として活動しました。世界を旅するうちに陶芸への想いはますます強くなり決意のもと帰国しました。2013年益子に築窯し、各地で自ら採取した原料を掛け合わせ、独創的な表情の器を作ることで評価を得ています。

  • 坂井直樹(Naoki Sakai)
    鍛金作家、本学美術科工芸コース准教授

    1973年群馬県生まれ。2003年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程鍛金研究領域修了、博士学位取得。
    2005〜2008年金沢卯辰山工芸工房にて技術研修。2013〜2018年同工房専門員を経て、2019年より本学にて指導にあたる。「用」と「美」の視点から制作を追求し、現代空間に調和する工芸作品を展開している。
    2003年野村美術賞、2012年美術工藝振興佐藤基金淡水翁賞、2016年テーブルウェア大賞 大賞・経済産業大臣賞、2017年日本伝統工芸金工展朝日新聞社賞、2018年ドイツベルリンフンボルトフォーラム茶室デザインコンペ最優秀賞など多数受賞。

  • 松崎綾子(Ayako Matsuzaki)
    ペインター、本学非常勤講師

    1983年千葉県浦安市生まれ。東北芸術工科大学、同大学院を経て、2016年より山形県長井市に移住。
    地域に残る伝統文化・伝統工芸をはじめとした民俗、風土、文字などに興味を持ち、平面作品を中心に制作活動を行う。2015年に結成したアートコレクティブ「アメフラシ」での活動を通じた地域との関わりを自身の作品に反映させている。

    ・プロフィール
    2010 東北芸術工科大学 美術科日本画コース 卒業
    2012 東北芸術工科大学 修士課程芸術文化専攻日本画領域 修了

    2016 個展 木をみて森をおもう(画廊くにまつ 青山/東京)
    新進芸術家育成交流作品展「FINE ART / UNIVERSITY SELECTION 2016-2017」(茨城県つくば美術館 つくば/茨城)
    2018 新進芸術家選抜展FAUSS(アーツ千代田3331 千代田/東京)
    夏目漱石生誕150周年「吾輩の猫」展(佐藤美術館 新宿/東京)

    2019 個展 木をみて森をおもう(白鷹町文化交流センターAYu:M 白鷹/山形)
    2022 後藤拓朗・松崎綾子二人展 絵画、見える世界がかわる(Kosyau 長井/山形)

  • 田久保静香(Shizuka Takubo)
    陶芸家

    〈経歴〉
    1988 千葉県佐倉市生まれ
    2015 東北芸術工科大学 芸術学部美術科工芸コース 卒業/卒業・修了制作展 最優秀賞受賞/森司賞受賞
    2017 東北芸術工科大学芸術文化専攻工芸研究領域 深井聡一郎研究室 修了 /修了制作展 大学院優秀賞受賞
    東北芸術工科大学紀要第24号「制作記録―現代に合う付加価値を与える為の研究」

    〈企画展〉
    2015「 NINE COLORS IX 」(西武渋谷店)
    2016「デコ★装飾♥DECO!」(日本橋三越)、「アートワンダーランド」(関西高輪会)、「シブヤスタイルvol.10」(西武渋谷店)
    2017「すきなかたち展」(ギャラリー数奇)
    2019「内包するカタチ」(日本橋髙島屋 / 美術工芸サロン)、「わかもん展」(館・游彩)
    2020「金・銀・銅の世界」(ギャラリー数寄)

    〈個展〉
    2016「田久保静香展」(日本橋高島屋/アートアベニュー)
    2019「田久保静香 作陶展 ~ Jewel cup ~ 」(現代陶芸サロン桃青/大丸心斎橋店)、「田久保静香展」(目黒陶芸館)、「decolative illusio – 装飾的錬金術」(COYAMA / 神奈川)

    〈雑誌〉
    2019「炎芸術」 No.138 期待の新人作家特集掲載

  • アメフラシ(Amefurashi)
    アーティストコレクティブ

    2015年に結成。美術家、画家、文筆家、デザイナーの4人で山形県長井市を拠点に活動。2016年より廃工場の活用プロジェクトを開始し、自分たちの拠点でありスペースの在り方が変化していく市民アトリエ「Kosyau」を運営。 長井市の伝統祭事で使われる草鞋の供給不足を受けて、草鞋作りの継承・普及プロジェクトを2017年より継続。「金井神箒」の継承をメインとしたプロジェクト〈アーティストの冬仕事〉ではアーティストが伝統産業継承のプラットフォームとして機能できるかを試みるなどアート・デザインを通した地域との関わり方を模索している。

現代茶経/山の上の陶器市
唐の時代に書かれた「茶経」の現代版として「現代茶経」と題し、お茶にまつわるイベントを開催します。「現代茶経 喫茶往来」は、毎週お茶の可能性を探る実験をゲストと行い、その様子を鑑賞いただけます。その日の実験にまつわるトークと共に完成したお茶やお菓子を提供します。(数に限りがあります)関連企画として、隣接するショップでは茶道具を中心とした販売を行い、Q1のスタジオアーティストたちによるオープンスタジオも開催します。今回で3回目となる「山の上の陶器市」を1週目と最終週に作家から学生まで出店します。東西を行き来したお茶の可能性を楽しみ、それにまつわる道具の魅力を実際に手に取り感じていただけますと幸いです。