「芸術には人を再生する力がある」
「人は皆、場のエネルギーを感じながら生きる。元気をもらったり、笑顔になれる場所がそれぞれにある」
ディジュリドゥ奏者として活動していた2009年に交通事故で脳損傷による高次脳機能障害と診断を受け、退院2日後から突然点描画を描き始めたGOMA。
アート制作が自身を癒やし、そして再生させた。山形のPower Spotでディジュリドゥ演奏をし、その場から吸収したエネルギーを大型アート作品「祈り2020」として可視化させる。
オーストラリア先住民族の伝統楽器ディジュリドゥの奏者・画家。HIP HOPダンサーとして活動していた1994年、ダンスのワークショップでディジュリドゥに出会い4年間情熱をそそぎつづけるも情報量の少なさにオーストラリアへ単身で修行の旅に出る。1998年アボリジナル保護区、アーネムランドにて開催されたバルンガディジュリドゥコンペティションにて準優勝。ノンアボリジナル奏者として初受賞という快挙を果たす。帰国後、FUJIROCK FESTIVAL、朝霧JAM、RISINGSUN ROCK FESTIVALなど野外フェスを中心に活動、海外にも活動の幅を拡げ勢いに乗っていた2009年交通事故に遭い高次脳機能障害と診断を受け活動を休止。退院2日後より突然描きはじめた絵が評価され画家として活動を開始。11年再起不能と言われた事故から苦難を乗り越え音楽活動を再開。12年GOMAを主人公とする映画「フラッシュバックメモリーズ3D」が東京国際映画祭にて観客賞を受賞。19年詩人の谷川俊太郎との共著。自身初の画集として「Monadモナド」を出版。