プロジェクト参加アーティストによる、アートと街をつなぐトークライブ。山形や芸工大とゆかりのあるアーティストたちが、街(=地域)とアートの共存や共働について各自の視点から探っていきます。
[後藤拓朗]
1982年山形県山形市生まれ。東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コースを卒業。マスメディアやインターネットを通じて得られる情報と、身体や生活風景との結びつきを探り、現代における郷土風景画のあり方についての考察を基にした油彩作品などを制作している。2013年より作業場を公開する形での展覧会を開始し、2016年から山形市のシェアアパート「ミサワクラス」での展覧会に参加。その後、山形ビエンナーレ「アートの市|芸術界隈」にて出会った美術家たちとともに、2017年より「山形藝術界隈展」を開始。参加メンバーの一人として活動。2017年「間─空─間(inter-space):日常と非日常の隣接」(KUGURU・山形/キュレーション 岡部信幸)、2017年「第20回岡本太郎現代美術賞」(川崎市岡本太郎美術館・神奈川)、2018年 山形ビエンナーレ2018 企画展「現代山形考」(東北芸術工科大学・山形)、2019年「reborn-art festival 2019 | 山形藝術界隈展一二」(旧柏屋・石巻市/キュレーション 有馬かおる)などの展覧会に参加。2020年「札幌国際芸術祭2020」参加アーティストに選出。2005年「第24回 損保ジャパン美術財団選抜奨励展」(東郷青児美術館・東京)損保ジャパン美術賞受賞。
[あーとdeコレクティ部]
あーとdeコレクティ部は、美術家の後藤拓朗が開始した、新しい生活における芸術活動維持のための部活動です。
愛知県出身。2010年に金沢美術工芸大学工芸科を卒業。2012年に金沢美術工芸大学美術工芸研究科工芸専攻修士課程を修了後、金沢卯辰山工芸工房に入所。その後、3年間の研修を経て同工房の専門員となり4年間勤務する。2019年に東北芸術工科大学美術科テキスタイルコース講師となった。手掛けた多くの作品は、「板締め絞り」という染織伝統技法を用いたタペストリーの制作やワンピースやバッグなどの制作であるが、ホテルユニホームのデザインを始め、トロフィーなどの先端技術を応用したデザイン、企業とのコラボレーションなど、テキスタイル分野を超えた仕事も手がける。受賞歴として、2009年 能登珪藻土コンロコンテストグランプリ、2012年 ジャパンテキスタイルコンテスト2011 シーズ賞、奨励賞、2013年 第7回雪のデザイン賞佳作、第40回石川県デザイン展石川県クラフト協会会長賞、2017年 国際北陸工芸サミットU50アワード奨励賞など。
1974年東京都生まれ、仙台市育ち。東北芸術工科大学卒業、同大学院修了。主な活動領域はデザインとその周辺。株式会社コンセント取締役を経て株式会社アイケン代表。halken LLP(ハルケン)共同主宰、inukkuma! LLP(イヌックマ)共同主宰、株式会社Q1取締役。武蔵野美術大学(2000~2010年)、専修大学(2006~2009年)等の非常勤講師も歴任。2014年より東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科准教授。主な賞歴として、AMDアワード(ベストディレクター賞)、山形エクセレントデザイン(コミュニティデザイン賞)、デザイングランプリTOHOKU(グランプリ、奨励賞)、TOKYO TDC(入選)、SIGCHI(選出)など。山形ビエンナーレには、2014年・2016年に「スガノサカエ図画展」キュレーション、2018年に「現代山形考」展示・構成デザインで参加している。