「Das Fremde」(ダス フレムデ)は、リアルタイムで独自の言語と文化を発明するAIです。このAIの文化は、環境と関係したりこのインスタレーションを観に来る方達に影響されます。
このインスタレーションは、AIが異文化である我々人間と出会う体験を通じて、文化的アイデンティティを構築していくことを目的としています。(この奇妙な仲間たちは人間が作ったものですが)。「Das Fremde」(ダス フレムデ)は、AIとの相互作用に疑問を投げかけ、AIと人間が時間と空間を共有することで、我々人間に考える作用を及ぼすインスタレーションです。
あなたはこれらの未知なる生物と共感できるでしょうか?
AIの文化は我々人間の侵入者にどんな反応を示すだろうか?
AIの文化は私たちの文化と本当に違うのでしょうか?
AIと私たちの関係とは?
AIから私たちはどのように見えるのでしょうか?
「Das Fremde」(ダス フレムデ)は、緻密に設計された空間インスタレーションを数回おこなってきましたが、山形ビエンナーレ2020では初めてオンラインで行います。みなさんはZOOMを通してAIと会話をすることができます。これは、AI、来場者双方にとって全く新しい体験となるでしょう。この試みはアートインスタレーションの新しい道を生み出すきっかけとなるでしょう。
モスクワ生まれ。ドイツと米国で育つ。東京在住。
ベルリン、ブリュッセル、パリで哲学、考古学、映画、コンピューターサイエンスを学ぶ。2011年Vrije大学(ブリュッセル/ BE)で博士号を取得し、現在Sony Computer Science Laboratories Inc.の研究者を務めています。AI研究の最先端技術をアート表現に反映した作品はオペラのプロジェクトからロボットのインスタレーションまで多岐にわたります。
スイス生まれ。現在ローザンヌ、ベルリン、香港在住。コンテンポラリーダンス、音楽、演劇のプロデューサー、キュレーターとして幅広く活動。ローザンヌでのLes Urbainesフェスティバル(1997~1998)のディレクター、およびフリブールでのBelluardフェスティバル(2004~2007)の共同ディレクターを務める。