Q1プロジェクト
クリエイティブ会議
いのちの庭

9月22日(火)
16:00-17:30
出演=
遠野未来(建築家)
稲葉俊郎(医師/山形ビエンナーレ芸術監督)
岩井天志(「いのちの学校」ディレクター)
馬場正尊(建築家)
いのちの学校
トーク
ライブ配信

Q1プロジェクトの第5回クリエイティブ会議を山形ビエンナーレで配信します。

クリエイティブ会議とは、Q1プロジェクトで展開していく事業の可能性について、クリエーター/アーティスト、企業と共に考えていくレクチャーシリーズです。

Q1プロジェクトが目指すのは、クリエイティブと産業を暮らしで結び、それを山形の持続可能な社会へ還元すること。クリエイティブ会議ではその具体的な方法論を公開型で話し合います。

「土」と「いのち」をキーワードに土の空間を通し、「食」「農」「人々」「こどもたち」が出会い、つながる場をつくることができないだろうか?
第5回目のクリエイティブ会議は、土の建築家、遠野未来氏をゲストに招き、山形市立第一小学校の中庭の使用プランを山形ビエンナーレの芸術監督である稲葉俊郎氏、同じく山形ビエンナーレのキュレーター岩井天志氏と共にその可能性について語り合います。

※Q1プロジェクトとは
第一小学校旧校舎を創造都市やまがたの拠点として再整備するための活用実験プロジェクトです。
山形市は、ユネスコ創造都市ネットワーク加盟(2017年)を機に、地域に蓄積されてきた世界に誇るべきクリエイティブのチカラを産業振興に活かし、地域の未来に繋げていく「創造都市推進事業」を進めています。そのひとつ、山形市立第一小学校旧校舎(=旧一小)を創造都市やまがたの拠点として再整備する事業は〈 活用実験 → 調整工事 → 本格始動 〉という3段階のロードマップで計画されており、2019年度からはその第1弾である活用実験プロジェクト「Q1(キューイチ)プロジェクト」が始動しました。

「Q1(キューイチ)プロジェクト」では、「創造都市やまがたの拠点はどうあるべきか?」 を問いかけます。まちに眠るクリエイティブを棚卸しつつ、再編集しつつ、地域の産業との化学反応を試す実験場。あるいは、やまがたのクリエイティブに身近に触れることのできる文化施設。 あるいは、若く優秀なクリエイターたちがいきいきと価値創造に没頭するワークスペース。あるいは、地域の企業が新たなチャレンジにトライするテストマーケティングの現場。あるいは、地域の産業とクリエイティブとが出会い、イノベーションを誘発するプラットフォーム。あるいはその全てを融合したものとなるのかもしれません。その輪郭を導きだします。

  • 遠野未来(建築家)

    Earth architect for all.
    「土」で「大地」と「世界」をつなぐ建築家。「現代の土の建築」をテーマにその地に根ざした土に還る「いのちの場」 をめざし日本と世界各地で建築設計・空間づくりを行っている。1962年 仙台市出身、1988年 早稲田大学建築学科大学院修士課程修了。設計事務所勤務後、1995年 遠野未来建築事務所設立。一級建築士。こども環境学会 こども環境アドバイザー。家族の体調不良から東京都心のビルの中の自宅を自力で改装する過程で土の建築に出会い、日本と世界で学ぶ。2011年東日本震災で建物のほとんどが廃棄物になっている光景に愕然とし、日本でのこれからの時代の「土の建築」の活用を痛感し、大学と共同で土の建築の温熱、強度、構法などの調査・研究を本格的に始める。2016年、「大地に根付いたくらし」をめざし、東京から軽井沢に事務所と住居を移転。都会と地方両方の視点から「土のあるくらし」の提案を行っている。2021年ECCベネチアビアンナーレ展示予定。木の建築賞、エコアート大賞特別賞、A+Award 、TERRA AWARD 佳作入賞 など国内外多数の建築賞を受賞。

  • 稲葉俊郎(Toshiro Inaba)

    医師、医学博士。1979年熊本生まれ。2004年東京大学医学部医学科卒業、東京大学医学部付属病院循環器内科助教(2014-2020年)を経て、2020年4月より軽井沢病院総合診療科医長、信州大学社会基盤研究所特任准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員、東北芸術工科大学客員教授を兼任(山形ビエンナーレ2020 芸術監督 就任)。心臓を専門とし、在宅医療、山岳医療にも従事。西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修める。未来の医療と社会の創発のため、あらゆる分野との接点を探る対話を積極的に行っている。
    〈書籍(単著)〉「いのちを呼びさますもの」アノニマ・スタジオ(2017年)、「ころころするからだ」春秋社(2018年)、「からだとこころの健康学」NHK出版(2019年)、「いのちは のちの いのちへ」アノニマ・スタジオ(2020年)
    〈書籍(共著)〉大友良英×稲葉俊郎「見えないものに、耳をすます ―音楽と医療の対話」アノニマ・スタジオ(2017年) など。
    webサイト:https://www.toshiroinaba.com/

  • 岩井天志

    クリエイティブ・ディレクター。1971年生まれ。多摩美術大学卒業。アニメーションディレクター、映像ディレクターとしてCM、MVを制作。2011年よりアートイベントのディレクションやブランディングなどクリエイティブディレクションを行う。主な仕事に山形ビエンナーレキュレーター(2014年、2016年、2020年)、VisionVillage(韓国)のアートディレクション、イベントディレクション(2014〜2017年)、安藤忠雄『森の教会』(韓国)のアートディレクション/映像ディレクション、『熊谷和徳×高木正勝』(東京・京都ライブツアー)プロデュースなど。2018年よりサスティナブル、オーガニック、フェアトレードのコミュニティづくり『土と人』をスタートする。

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