藻が湖大学 トーク編
〜絵本を通して
〈いのちの形〉を考える〜

9月20日(日)
16:00-17:00
出演=満名要大、稲葉俊郎、三瀬夏之介
現代山形考~藻が湖伝説~
トーク
ライブ配信

藻が湖伝説をご存知ですか?

山形盆地が「藻が湖(もがうみ)」という、まだ湖水の下だった頃のことです。 大昔、村山盆地の真ん中には藻が湖という大きな湖があり、この湖の東に連なる奥羽山脈の麓を東根と呼び、対岸の寒河江には西根という地域がありました。その後、奈良時代の行基、平安時代の慈覚大師円仁による開削工事により水が流され肥沃な土地がここ山形盆地に現れたというお話です。虚実ないまぜな伝説が、なぜ現代の山形に語り継がれているのか? ゲストと共に語り合う配信イベントです。

「現代山形考 〜藻が湖伝説〜」のキュレーター三瀬夏之介が、コロナ禍以前の2019年に福音館書店から出版した絵本『おにの神さん』は、疫病や流行病といった自然の猛威と、人間の営みとの崩れたバランスを取り戻す物語でした。絵本にも造詣の深いビエンナーレ芸術監督の稲葉俊郎氏と、『おにの神さん』の完成に伴走し続けた福音館書店編集者の満名要大氏をお迎えして、「いのち」について考えます。

  • 満名要大

    沖縄県出身。東京都内の大学を卒業後、福音館書店に入社。書店営業などを経て2013年よりこどものとも第一編集部。月刊絵本「こどものとも」「こどものとも年中向き」の編集に携わる。

  • 三瀬夏之介 (Natsunosuke Mise)

    1973年奈良県生まれ。山形市在住。1999年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。東北芸術工科大学教授。2009年VOCA賞受賞。作品は和紙と墨、金箔など日本画の素材を用いて大画面を構成し、伝統的な素材を用いつつも、現代性をもった大きなイメージとなっている。現在は東北地域における美術のあり方を問うプロジェクト「東北画は可能か?」を展開している。主な展覧会は、「MOTアニュアル2006 No Border「日本画」から/「日本画」へ」(2006・東京都現代美術館)、「Kami. Silence – Action 」(2009・ドレスデン州立美術館)、「太田の美術vol.3 2020年のさざえ堂――現代の螺旋と100枚の絵」(2020・太田市美術館・図書館)他。
    http://www.natsunosuke.com/

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