「美術の学校」は、美術(=アート・デザイン)と街とをつなぐ、夜のオンライン学校として、芸工大で教鞭を執る教授陣が中心となり、アートやデザインが街(=地域)とどのように共存していくのかを「学び」として提供する番組。「まちとデザイン」は、山形や東北の街(=地域)の営みとデザインの関わりを多角的に検証していく番組です。
今回は、この2つの番組の共同企画として、「La Jomon」店主の熊谷太郎さんをゲストにお呼びしてのトークライブとなります。今回のビエンナーレ開催に合わせ、西山杉でつくった飲酒用の「枡」のデザインを開発した藤田先生とともに、お酒とデザインについての様々なお話を展開していただく予定です!
1975年 山形県生まれプロダクトデザイナー
1997年 東北芸術工科大学 生産デザイン学科(現プロダクトデザイン学科)を卒業。同年 株式会社岡村製作所に入社、以後、オフィス家具を中心に、様々なプロダクトのデザインを手掛ける。2012年から東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科に着任、家具デザイン領域を中心に、木工製品やモノづくりを中心とした地域プロジェクトのデザインに携わる。
〈受賞歴〉
2001年 [クリエイティブワークプレイス アルトシェア]グッドデザイン賞受賞
2002年 [パソランド ビーンズ]IFFT2002AWARD〈銀賞〉受賞
2004年 [オフィスシステム アルツァータ]グッドデザイン賞受賞
2005年 [オフィスシステム プロユニット]グッドデザイン賞受賞
2007年 [学習用椅子 アルソスチェア]グッドデザイン賞 キッズデザイン賞受賞
2009年 [オフィスシーティング ゼファー]グッドデザイン賞受賞
1970年宮城県気仙沼市生まれ。大学卒業後、一般企業に就職するも、日本酒への思いが断ち切れず、酒造りの職人として生きる道を目指し、東京農業大学短期大学部醸造学科へ社会人入学、醸造の基礎を学ぶ。東北の3つの蔵を渡り歩き、計18季の酒造りを経験。しかしその間、日本酒の消費が落ちていくのを目の当たりにする。2008年、これが基準、と言える日本酒を消費者に直接提供していくことを決意し、冬は蔵人、春から秋にかけて小売店を経営する独特のスタイルで、純米酒専門店「正酒屋六根浄」を開業。純米酒の味のバランスをイメージしたコーヒーのプロデュース、味が丸くなる酒器の開発、酒と食のペアリングイベント、酒と落語の会、近年では150~300人を集客する「全国6号酵母サミット」などを主催。1級酒造技能士、清酒専門評価者の資格を生かし、日本酒を様々な角度から楽しむアプローチを続けている。
https://www.lajomon.com/
愛知県出身。2010年に金沢美術工芸大学工芸科を卒業。2012年に金沢美術工芸大学美術工芸研究科工芸専攻修士課程を修了後、金沢卯辰山工芸工房に入所。その後、3年間の研修を経て同工房の専門員となり4年間勤務する。2019年に東北芸術工科大学美術科テキスタイルコース講師となった。手掛けた多くの作品は、「板締め絞り」という染織伝統技法を用いたタペストリーの制作やワンピースやバッグなどの制作であるが、ホテルユニホームのデザインを始め、トロフィーなどの先端技術を応用したデザイン、企業とのコラボレーションなど、テキスタイル分野を超えた仕事も手がける。受賞歴として、2009年 能登珪藻土コンロコンテストグランプリ、2012年 ジャパンテキスタイルコンテスト2011 シーズ賞、奨励賞、2013年 第7回雪のデザイン賞佳作、第40回石川県デザイン展石川県クラフト協会会長賞、2017年 国際北陸工芸サミットU50アワード奨励賞など。