山形や東北の街(=地域)の営みとデザインの関わりを多角的に検証していきます。昨年で11回目を数える「山形エクセレントデザイン」の取り組みを通して、山形のデザイン活動についても俯瞰的に捉えていきます。(山形エクセレントデザインとの共同企画)
「山形エクセレントデザイン」は、選定事業を中心としながらも、販路開拓や商品の魅力を高めるスクール、デザイナーとのマッチング等、時代の変化や県内企業の状況に合わせてその仕組みを変えてきました。審査委員、デザイナー、事務局の立場から、「山形エクセレントデザイン」を通して見えてくる「やまがたのデザイン」について考えます。
1979年、愛知県生まれ。山形在住。2010年 東北芸術工科大学大学院博士後期課程 芸術工学研究科 博士(芸術工学)取得。
博士課程の研究テーマは「音、振動、光の共調による感性表現の研究」。その知見から、現在はマルチモーダルインタフェースの研究開発を中心に新しいデジタルサイネージシステムや自動車内装部品のインタフェース研究などを手がけている。
現在、東北芸術工科大学 デザイン工学部プロダクトデザイン学科 准教授、同大学大学院デザイン工学専攻長、芸術工学専攻長(兼担)、芸術工学会 理事、山形エクセレントデザイン2019 審査員、SAKAI DESIGN STUDIO 代表。
専門は、インタフェースデザイン、インタラクションデザイン、プロダクトデザイン、メディアアート。
アートディレクター・デザイナー/株式会社アカオニ代表取締役。1975年群馬県生まれ。東北芸術工科大学卒業。大学入学とともに山形に移住。東北の「自然・暮らし・遊び・食べ物」に魅せられ卒業後も山形に定住し、2004年にアカオニを立上げる。以来、グラフィックデザインからWeb、写真、コピーワークなどのクリエイティブを駆使するデザインチームとなり、全国津々浦々に点在するクライアントの様々な要望に応えている。現在も山形市にて「アカるく すなオニ」営業中。
https://akaoni.org
1978年、宮城県仙台市生まれ。山形市在住。2001年東北芸術工科大学情報デザイン学科映像コース(現・映像デザイン学科)卒業。同年山形県入庁。最初に配属された置賜試験場では米沢織に関するデザイン支援のほか、紅花や和紙を使った新たな糸づくりに携わる。2008年より山形県工業技術センターにて県内企業のデザイン支援や山形エクセレントデザイン事業を担当。地域文化やものづくり技術を今の暮らしに活かす方策を日々模索中。山形ビエンナーレではフード、ブック、山姥市などのラボ活動に参加。プライベートでは音楽ユニット「つきとゆず」でライブ活動なども行う。東北芸術工科大学評議員。一児の母。
1974年東京都生まれ、仙台市育ち。東北芸術工科大学卒業、同大学院修了。主な活動領域はデザインとその周辺。株式会社コンセント取締役を経て株式会社アイケン代表。halken LLP(ハルケン)共同主宰、inukkuma! LLP(イヌックマ)共同主宰、株式会社Q1取締役。武蔵野美術大学(2000~2010年)、専修大学(2006~2009年)等の非常勤講師も歴任。2014年より東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科准教授。主な賞歴として、AMDアワード(ベストディレクター賞)、山形エクセレントデザイン(コミュニティデザイン賞)、デザイングランプリTOHOKU(グランプリ、奨励賞)、TOKYO TDC(入選)、SIGCHI(選出)など。山形ビエンナーレには、2014年・2016年に「スガノサカエ図画展」キュレーション、2018年に「現代山形考」展示・構成デザインで参加している。