ワークショップ成果展
「あなたのまちが何に変わるかな?」
山形大学病院「YUME Gallery」

まちとひと
ワークショップ

「まちとひと」プロジェクトでは、今回のビエンナーレ開催に合わせ、西山杉をつかったアートワークショップを東北芸術工科大学准教授の松村泰三先生の指導のもと実施。その成果展を山形大学病院「YUME Gallery」で開催しました。そのワークショップと展示風景をこのページでご紹介いたします。

山形ビエンナーレ2020 「まちとひと」プロジェクト
あなたの街が何に変わるかな?

あなたの住んでいる街はどんなところですか?
未来はどんな街になっていると思いますか? 桜満開の街ですか?
街がロボットに変身したら? ─想像して描いてみよう。


ワークショップ概要

松村泰三准教授による本企画は、西山杉材を使った「ハガキ」という通信手段を使って、コロナ禍状況下におけるアーティストと市民の新しい共働(コラボレーション)のあり方を提案するものです。ここで制作された作品群を、山形大学病院内ギャラリー「YUMEGallery」に展示することは、多くの市民が集う「病院」という場所を舞台にして、コロナ禍状況下における「アートによる共働」のあり方を示す格好の機会であると考えました。




作家のことば

山形のさまざまな人たちに未来の街を考えて描いてもらう。絵は15×15cmの西山杉でできたハガキ描いてもらい芸工大に発送してもらう。このハガキには、街をイメージした図形が印刷されている。参加者はこの図形を「家」や「街」ととらえても良いし、ハガキを回転させるなどして別のイメージ(矢印など)として絵を完成させても良い。集まったハガキを山形大学病院内ギャラリー「YUMEGallery」に展示し、その後は順次集まったものを追加で展示していく。ハガキには街のアイコンとなる図形が描かれていて、それを元に絵を完成させていく。実際の街への思いを絵にしてもいいし、図形を何かに見立てて描いていっても良い。自分の街を考え、話し合うきっかけづくりとなる。また、コロナで人と直接会うことが難しくなっているが、電子メールのようなリアルタイムな通信ではなく、郵便という緩やかで温かみのある通信手段でコミュニケーションを図ろうというものである。

松村泰三



ご協力いただいた皆さま

KIDS DOME SORAI、山形大学附属中学校美術部、デイサポートたんぽぽ工房、デイサポートさくら、のぞみの家、東北芸術工科大学、その他山形の皆さま
ありがとうございました!

  • 松村泰三

    1964年、青森県生まれ。山形県在住。1990年
    筑波大学大学院芸術研究科修士課程修了。修士。1987年第18回現代日本美術展大賞受賞。1992年にはセビリア万博日本館に招待出品される。2003年ロレアル色の科学と芸術展金賞受賞。2004年INAXギャラリーにて個展「あるものは見えない、見えないものはある」を開催。2015年六本木アートナイトに参加するなど、受賞、展覧会など多数。「視ること/認識すること」をテーマとした作品、インスタレーションを制作している。また、「光の箱」など様々なワークショッププログラムを考案し、2009年水都大阪、2012年明治天皇百年祭など各地でワークショプを開催している。地域の小学校や美術館などで地域の子ども達と一緒にアートで街を盛り上げる活動なども行なっている。
    webサイト:http://plaza.harmonix.ne.jp/~taizo/index.html

  • 佐藤裕吾

    1990年、宮城県仙台市生まれ。都内デザイン制作会社を経て、2015年に山形県へ移住。株式会社アカオニ入社。ロゴマークやパッケージ、書籍などのグラフィックデザインからWEBサイトのデザイン・システム構築まで、幅広くデザインワークを行う。

    https://yugosato.com/

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