金子富之
画家
金子富之
生きる為に描く、または書く、それらを記録する。そういった制作行為を約30年行って来ました。何かを描く事をドローイング、自身の内から出る言葉を書く事をジャーナリングと呼びますが、その二つを組み合わせる事でこの作品群が生まれました。それは自身に起きる様々な困難、問題を解決に導くイメージ(図像)であり、言葉であったのだと思います。今、人生の折り返し地点に立ち、かつて描いてきたノート群をもう一回最初から見直し、現在思い付くイメージと言葉を加筆し再構成しています。新しい可能性を見出す為、この制作行為をライフワークとしています。それは「かく」行為であり、内因性の画因、その本質に迫る探求行為でもあります。
私のアトリエは東北の山奥の集落にあり、その大らかな精神風土の懐でゆっくりとした価値観の変容を感じながら日々制作しております。一人の画家が生きる為、生み出し続けた心象を呈示します。
金子富之
トークイベント
9月1日(日)16:00-17:00
展示会場の酢川温泉神社にて金子富之によるギャラリートークを開催します。事前予約は不要です。直接会場までお越しください。
画家
ディレクター
東北芸術工科大学教授