山と信仰
東北芸術工科大学 THE TOP map A
ぼっか
移動型描画集団として、川合南菜子、土田翔、三瀬夏之介により2021年の4月に結成される。
歩火(ぼっか)。
この言葉は既存の「歩荷」(ぼっか)という言葉を基にした造語であり、我々の集団名である。
歩荷とは、荷物を背負い山越えや、山小屋などに荷揚げする職業人のこと。我々は、独自に作成された創作道具や、絵を荷にまとめ、自らの足で運び移動しながら活動する。
過保護に守られた展示室や密室のアトリエから自らを解放し、外界の地理的条件や環境の変化、歴史文脈や、様々な情報を感じながらも手は動き続ける。我々は創作の魂を燃やし、一歩一歩、踏みしめる足元を照らしながら、表現の道を歩んでいく。その道には各々が生み出した表現の火が刻まれていくことだろう。
もし、美術館がなければ、と歩火は考える。
もし、アトリエがなければ、と歩火は考える。
もし、この国の近代化がなければ、と歩火は考える。
(写真:三浦晴子)
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