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周遊型展覧会「ひとひのうた」のドキュメントをまとめた本『歌は待っている 風と土と「ひとひのうた」と』が発売されました

「みちのくの芸術祭 山形ビエンナーレ2024」で行った周遊型展覧会「ひとひのうた」のドキュメントをまとめた本『歌は待っている 風と土と「ひとひのうた」と』が発売されました。編著者は、山形ビエンナーレ2024総合キュレーターの小金沢智(東北芸術工科大学准教授)です。

『歌は待っている 風と土と「ひとひのうた」と』は、2024年9月、山形県山形市の蔵王温泉と東北芸術工科大学を舞台に開催された「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2024」(主催:東北芸術工科大学)で行われた周遊型展覧会「ひとひのうた」を起点とする一冊です。

2章仕立ての構成で、12組のアーティスト(浅野友理子、池上恵一、伊藤紺、斎藤茂吉、渋谷七奈、管啓次郎、春原直人、永岡大輔+濱定史、原田綾乃、前野健太、大和由佳、山本桂輔)による展覧会のドキュメント(文:小金沢智、写真:三浦晴子、岡安賢一)を中心にしながら、企画したキュレーター・小金沢智による、日記(「日記のような六〇の出来事」)、開催後の各展示についてのエッセイ(その後の「展覧会制作ノート:まだ見ぬ空間の未来・イメージについて」)、歌(「待っている」)の書き下ろし。さらに、岡崎直子氏(高砂屋旅館女将)、平野篤史氏(デザイナー/AFFORDANCE)、前野健太氏(シンガーソングライター)、大和由佳氏(アーティスト)ら4名とキュレーターとの対談(「いくつもの「うた」の響き」)の新規収録、キュレーターによる蔵王温泉の土地と歴史をめぐるエッセイ(「山形ビエンナーレ2024指摘随想録」)2編の再録など、本書では、展覧会のドキュメントであると同時に、展覧会のテーマを「本」というメディアを通して新しく・再び・つくることを目指しました。

そのため、本書は制作中に生まれたフレーズ「歌は待っている」を書名とし、その書体は書体デザイナー・岡澤慶秀氏の作字。そして、写真家・吉江淳氏の蔵王の残雪を撮った写真を表紙をはじめとするメインビジュアルとして使わせていただきました。装丁は、岡本健+氏、編集は、モ・クシュラ代表の大谷薫子氏です。

A5判変型のコンパクトな本書は、特製の外函に入っています。函に収めたままでも、中身だけでも、お好きなように持ち運びいただいて、お読みいただきたいと願っています。限定800部。ぜひ、お手にとってご覧ください。

山形ビエンナーレ2024総合キュレーター
小金沢智(東北芸術工科大学准教授)

●本の詳細はこちら
https://www.koganezawasatoshi.com/uta.html

●こちらでお買い求めいただけます
https://koganezawa.base.shop/items/108267695

山形ビエンナーレ2024で上演したダンスパフォーマンス「ひとひのパレード 〜茂吉と空と女将のうた〜」の記録動画を公開しました。

昨年6月〜8月に実施されたダンスワークショップを経て、9月に山形ビエンナーレ2024にて上演されたダンスパフォーマンス「ひとひのパレード 〜茂吉と空と女将のうた〜」の記録動画を公開いたしました。
https://youtu.be/4keE3PZtP9Y?feature=shared

このワークショップでは、斎藤茂吉をはじめ蔵王にゆかりのある人々の「ことば」をたよりにしながら、まち(地域)で暮らすさまざまな人たちとの関わり、繋がり、広がりを、身体を通して感じ表現することをテーマに実施。既存の振りに合わせるのではなく、それぞれの存在のあり方、一様でない多様な人たちとの関わり合い、そして地域の文脈を大切にし、お互いの存在に眼差しを向けながら、障害のある人や、様々な理由で生きづらさを抱える人などを含む、あらゆる市民が身体で表現するダンスパフォーマンスをつくりあげました。そして、成果発表として、9月7日・8日に山形ビエンナーレ2024においてダンスパフォーマンス「ひとひのパレード 〜茂吉と空と女将のうた〜」を上演しました。この実践が、地域社会における「おくゆき」(=多様性)の創造につながることを願っています。

※「まちのおくゆき」プロジェクト:多様性の受容・調和などをテーマに、障害のある人や、さまざまな理由で生きづらさを抱える人などを含む、あらゆる市民が参加する協働プロジェクト。多様性を受容しながら一人ひとりの「ゆたかさ」「しあわせ」に向き合う活動である「福祉」の現場とアートをつなぎ、異なる身体や感覚を持つ人々同士が他者について想像する活動を重ねていく様々なプログラムを2020年の山形ビエンナーレより断続的に展開しています。

●山形ビエンナーレ2024「ひとひのうた」 まちのおくゆきプロジェクト
ダンスパフォーマンス
「ひとひのパレード 〜茂吉と空と女将のうた〜」

会場:蔵王温泉街(高湯通り、酢川温泉神社、上の台ゲレンデ、ほか)
詳細は下記ページをご参照ください。
https://biennale.tuad.ac.jp/event/1219.html

周遊型展覧会「ひとひのうた」の記録映像を公開しました

「みちのくの芸術祭 山形ビエンナーレ2024」で行った周遊型展覧会「ひとひのうた」の記録映像を公開しました。

2024年9月16日(月・祝)に最終日を迎え、その後編集されたこの「ひとひのうた」記録映像は、ビデオグラファー・岡安賢一さんの撮影・編集によるものです。「ひとひのうた」の4つのセクション「未明」「朝」「昼」「夜」からなる展示会場6ヶ所での作品と、「蔵王うたのみち」の屋外展示会場22ヶ所での作品が、山形・蔵王の美しい、グリーンシーズンの風景とともに展開します。その折々に挿入されるのは、稲葉俊郎芸術監督による、展覧会のためご執筆いただいたご自身の文章の朗読です。ぜひ、1時間弱の映像を、冒頭から終わりまで、通しでご覧ください。

山形ビエンナーレ2024総合キュレーター
小金沢智(東北芸術工科大学専任講師)

●映像
編集:岡安賢一
撮影:岡安賢一、片桐賢久
制作:東北芸術工科大学

https://www.youtube.com/watch?v=tCoE8pRUQk4&t=6s

東北芸術工科大学

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