「PINK PUBLIC PROJECT」(以下PPP)では、コロナ禍の影響下、新たな時代に向き合う人々の生き方を示した言葉を引き出し、採集・保管・観覧できる場「PPP ROOM」を山形まなび館(旧山形第一小学校校舎)内につくり、山形にゆかりのある方々の言葉を採集するプロジェクトをすすめていきます。山形にお住いの方、山形にゆかりのある方は、ぜひ言葉の採集プロジェクトにご協力ください。
なお、言葉が残されていく過程は、ドキュメンタリー映像として、山形ビエンナーレ公式ウェブサイトでオンデマンド配信します。PPPの活動風景や、集まった言葉たち、作品制作の行方はオンライン配信を通じてご注目ください。
|キュレーターからの言葉|
ここ数十年、地方の商店街はシャッター街と化してきた。山形市内の商店街も同じようにシャッターを閉める店が多く、街は静かだった。リノベーションをきっかけに少しずつ新たな街づくりが始動しはじめた矢先、コロナ禍の影響でまた商店街が静まり返ってしまった。この状況下でアートの力を最大限活かし、地域の人達と共に新しい視点で地域の現状や未来を語り合う場を創出する。そうした活動のプロセスから街にアートを取り込んでいき、変貌する市街地の風景の変化を目の当たりにし、人々も自ら主体的に街に変化をもたらす。言葉の収集を手掛かりに、人々との関わり方とプロセスに重点を置き、時と価値の変化を意識した*サイトスペフィックプロジェクトを行う。アートを通して山形の意識を変えていく。
原高史(PINK PUBLIC PROJECT キュレーター)
*サイトスペシフィック・アート
特定の場所に存在するために制作された美術作品および経過を指す。場所の固有性を重視する。場所の固有性にはその土地の環境や生活空間、歴史的、政治的、文化的な場の成り立ちまで含まれ、作家はその諸条件を理解した上でそれらを作品に組み込み、制作する。
|参加方法|
山形まなび館 1F「PPP room / PPP small notebook」にお越しいただき、部屋内に設置されているノートにあなたの言葉を書き入れてください。
参加対象:山形にお住まいの方、山形にゆかりのある方
場所:山形まなび館(旧山形第一小学校校舎) 山形県山形市本町1丁目5-19
開館日時:山形ビエンナーレ2020 会期中の火〜日曜 11:00-16:00
休館日:月曜日(祝日の際は翌平日)
※会場内では、以下のコロナウイルス感染対策を行います
・部屋は常時、2名の入場者のみとします
・換気を行います(窓を開ける・サーキュレーター2機作動)
・消毒液、ペーパータオルを入口に設置します
・その他、山形まなび館の感染対策ルールを遵守してください