永岡大輔
アーティスト
永岡大輔+濱定史
蔵王温泉エリアの第五会場であるWorld Cafe PALETTEでは、「夜——眠り、生まれ直す」をキーワードに、アーティスト・永岡大輔と建築家・濱定史による展示を行います。
展示の主体となっているのは、永岡大輔が2017年から行っている「球体の家」プロジェクトです。「球体の家」とは、「もし私たちの住む家が「球体」であったなら」という問いのもと、私たちが生きている社会や経済のシステムを検証し、別の可能性を浮かび上がらせることで、「生きることをより強く実感するための装置」であると永岡は述べます。方形による安定ではなく、球体による回転や揺らぎ、動き続けるなかでの「生の営み」を思考し直してみること。それは、私たちの生活の土台を考え、私たちの身体を考えることと同義です。
本展では、永岡は濱とともに、「回転と痕跡 2024」と題し、地下の3つの空間を用いて「建築の実験」「水の調達(雨水利用)」「球体になる家」「雑草研究所」を展開します。標高880メートルに位置する温泉地である蔵王温泉の土地とも関わり合いながら行われた(行われている)、実験とその成果をご覧ください。それは、既存のシステムを一度眠らせ、新しく生まれ直させることにつながっているかもしれません。
総合キュレーター:小金沢智(東北芸術工科大学専任講師)
「夜」についてのテキスト:稲葉俊郎(芸術監督/医師)
まだ見ぬ空間の未来・イメージについて
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山形ビエンナーレ2024総合キュレーター:小金沢智
5.夜——眠り、生まれ直す
ご注意
1. 本展示は、World Cafe PALETTEの地下で開催しています。
2. World Cafe PALETTEは、定休日(9/3、9/5、9/9、9/10)がありますが、定休日も展示はご覧いただけます。
3. 定休日にご来場の際は、World Cafe PALETTE正面向かって左側から、ホテル・ルーセントタカミヤ方面へくだると、すぐ、入口があります。ご入場ください。
アーティスト
建築家
ディレクター
東北芸術工科大学講師