蔦谷榮三
画家/彫刻家
蔦谷榮三
斎藤茂吉が実弟の説得に応じ、生前に唯一建立を認め、作歌し揮毫した歌碑が蔵王の熊野岳山頂に建てられています。
山形ビエンナーレ2018以来、民俗・博物資料と現代アート作品によって、さまざまな角度から「山形らしさ」を探り続けてきた「現代山形考」。修復という視点から文化財や美術作品に加え「地域」の問題を掘り下げた「修復は可能か?」(2018年)、かつて山形盆地の中央に大きな湖が広がっていたという伝説を紐解いた「藻が湖伝説」(2020年、2022年)と続き、今回のテーマは蔵王を舞台にした「山はうたう」です。
現・上山市出身の歌人・斎藤茂吉や、蔵王のスキーを愛した芸術家・岡本太郎も参加アーティストに迎え、修験の地として信仰の蔵王、戦争の記憶を宿す蔵王、リゾート化により変貌を遂げる蔵王、さらには温暖化による樹氷の危機まで、時代背景とともに多様に変遷する蔵王のすがたを辿る展覧会です。今、山は何をうたうのでしょうか?
画家/彫刻家
ディレクター
東北芸術工科大学教授
ディレクター
東北芸術工科大学准教授
デザイナー
アートディレクター/グラフィックデザイナー
アシスタントキュレーター
リサーチプランナー