ディレクター
小金沢智
東北芸術工科大学講師
講座受講生
「キュレーションのマテリアル:歩行・言葉・映像」は、日本有数の温泉地である蔵王温泉(開湯西暦110年)を舞台として、講師に岡安賢一(ビデオグラファー/岡安映像デザイン)、管啓次郎(詩人/明治大学教授)、平野篤史(デザイナー/AFFORDANCE)、大和由佳(アーティスト)の4氏をお迎えし、複合的な方法を手がかりにしてアートプロジェクトのキュレーションを学ぶ講座です。
「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2024」のプロジェクトのひとつ「ひとひのうた」では、温泉地を舞台とすることに加え、同地が日本の近代文学を代表する歌人・斎藤茂吉と縁の深いことから、この地域で注視すべき文化芸術として短歌=「うた」(言葉による表現)からインスピレーションを受け、内容を設計しました。そこから、本講座では、温泉地(地域・土地)を歩くこと=「歩行」、歩くことを通してその体感や発見を言葉にすること=「言葉」、さらにはその発見を写真や映像を通して撮影・記録すること=「映像」を、アートプロジェクトのキュレーションにおいて重要な「マテリアル」(素材)と捉えます。
このたび、東北芸術工科大学(THE WINDOW)と蔵王温泉(丸伝)を会場に、10名の受講生による成果発表を行います。3回にわたって行われたレクチャー、ワークショップ、クロストークを通し、10名の受講生がどのように「蔵王」という土地を歩き、感じ、見つめたのか。じつにさまざまな成果のかたちからは、同じ土地を歩きながらも、抽出したものがそれぞれ異なることがよくわかります。ぜひ、10名による成果を通して、皆さまも、蔵王を見つめ、歩き、めぐっていただけたらと思います。
「キュレーションのマテリアル:歩行・言葉・映像」コーディネーター
小金沢智(東北芸術工科大学専任講師/山形ビエンナーレ2024総合キュレーター)
※令和6年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業:温泉地を舞台にした持続可能な「
受講生
荒井佳能、榮村莉玖、河野愛、渋谷敦志、髙安恭介(会場:東北芸術工科大学 THE WINDOW)
太田遥夏、田辺裕子、林真、堀賢一郎、吉江淳(会場:丸伝)
講師
岡安賢一、管啓次郎、平野篤史、大和由佳
コーディネーター
小金沢智
成果発表会場掲示物(ごあいさつ+受講生プロフィール・テキスト)のデザイン
平野篤史(デザイナー/AFFORDANCE)
ディレクター
東北芸術工科大学講師
ビデオグラファー
岡安映像デザイン
詩人/明治大学教授
デザイナー
デザイナー/AFFORDANCE
アーティスト