現代茶経 第1章(Contemporary Tea Sutra - Chapter 1)
/山の上の陶器市
やまがたクリエイティブシティーセンターQ1の3階を拠点に、8世紀唐の時代に書かれたお茶の経典「茶経」の現代版として「現代茶経」と題し、作品展示、お茶にまつわるイベントを開催します。アート・工芸・食が絡み合う空間から、現代における新しいお茶のあり方や楽しみ方を提案します。第1回となる今回は、「現代茶経 第1章(Contemporary Tea Sutra - Chapter 1): 喫茶往来」というイベントを開催し、毎週お茶の可能性を探る実験をゲストアーティストと行い、その様子を鑑賞いただけます。イベント開催日の15:00くらいから、実験にまつわるトークと共に完成したお茶やお菓子を提供します。(数に限りがあります。)
また隣接するショップでは関連企画として、茶道具を中心とした作品の販売を行います。同じく3階では、Q1のスタジオアーティストたちによるオープンスタジオも同時に開催します。施設前庭では、今回で3回目となる「山の上の陶器市」を1週目と最終週に開催します。プロの作家から工芸・テキスタイルコースの学生まで、陶芸を中心に様々な分野の作家が出展します。
東西を行き来したお茶の可能性を楽しみ、それにまつわる道具の魅力を実際に手に取り感じていただけますと幸いです。
担当キュレーター=深井聡一郎
メインビジュアル(現代茶経)=松崎綾子(ペインター)
ロゴ制作(現代茶経)=アメフラシ(コレクティブ)
会場設計・施工(現代茶経)=濱定史(建築家)+加藤建築
表具制作(現代茶経)=杉山恵助(表具師・文化財保存修復)
作品制作(現代茶経)=平田尚也(美術家)、大原光一(陶芸家)、鈴木美雲(陶芸家)、田久保静香(陶芸家)、芳賀龍一(陶芸家)坂井直樹(金工作家・美術科工芸コース)など
会場=やまがたクリエイティブシティセンターQ1
参加予定アーティスト『現代茶経』
望月重太朗(アートディレクター)、永岡大輔(美術家)、井口和泉(料理家)、田久保静香(陶芸家)、村上滋郎(アーティスト・ビール醸造家・美術科洋画コース)
参加予定アーティスト『山の上の陶器市』
【3日(土)4日(日)】 田村一(陶芸家)、樽見浩(陶芸家)、宮野さとみ(陶芸家)、大上裕樹(陶芸家)深井ゼミ学生有志、工芸コース学生有志、テキスタイルコース学生有志など
【24日(土)25日(日)】 うつわやみたす(陶芸家)、鈴木美雲(陶芸家)、中村恵美(陶芸家)、堀江遼子(陶芸家)深井ゼミ学生有志、工芸コース学生有志、テキスタイルコース学生有志、KIRUE(北村啓人)など
販売予定アーティスト
安達健(陶芸家)、生島賢(ガラス作家)、大原光一(陶芸家)、栢野紀文(陶芸家)、小泉敦信(陶芸家)、後藤有美(陶芸家)、坂井直樹(金工作家・本学准教授)、清水真由美(陶芸家)、鈴木美雲(陶芸家)、高橋奈己(陶芸家)、田久保静香(陶芸家)、田村一(陶芸家)、樽見浩(陶芸家)、芳賀龍一(陶芸家)、長谷川奈津(陶芸家)、浜坂尚子(陶芸家)、深冨陶器(新人)、山野辺彩(陶芸家)、マルヤマウエア(陶芸家)など
スタジオアーティスト
近藤七彩(金工作家)、斎藤志公(本学大学院)、菊地那奈(本学学生)、林谷美香(本学学生)
キュレータープロフィール
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- 深井聡一郎(Souihirou Fukai)
- 1973年東京都出身。1999年武蔵野美術大学修士課程造形研究科(彫刻)修了。修士。陶を素材にした彫刻を制作。2002~2003年、文化庁在外派遣研修員として英国に滞在。主な個展として、1998年 ギャラリーなつか(同2000、2001、2006、2009)、2002年 ガレリアキマイラ、2004年 GALLERY GAN、2007年 INAXライブミュージアム、2010年 Art Center Ongoing、新宿眼科画廊。主なグループ展として、2003年 破壊しに(ガレリアキマイラ)、2005年 第1回出雲・玉造アートフェスティバル─光の縁結び─、2006年 colors & forms KABEGIWA、第9回岡本太郎記念現代芸術大賞(TARO賞)展(川崎市岡本太郎美術館)、2007年 CHIBA ART FLASH ’07(稲毛市民ギャラリー)、壁ぎわ KABEGIWA、2008年 空想の花 畑~花と彫刻の美術展(ハウステンボス)、2010年 DOMANI明日展(国立新美術館)。2013年 AGAIN-ST 第1~8回展。受賞として、2000年 第8回日本現代陶彫展 大賞、第5回アート公募 モリスギャラリー賞。出版として、2017年『AGAIN-ST BOOK』。AGAIN-STメンバー。