フェスティバル/トーキョー(2015)「フェスティバルFUKUSHIMA!@池袋西口公園」 撮影:菊池良助
「ぼくらのアートフェス」は、「山形ビエンナーレ2018」の特別授業です。
講座では、「ぼくらのアートフェス」と題したトークイベント型講座を全5回にわたって開講。中山ダイスケ総合プロデューサー(東北芸術工科大学学長)が聞き手となり、日本全国のディレクターをゲストに、各地のアートフェスのあれこれを紐解いていくトークシリーズです。
第2回のゲストは、「プロジェクトFUKUSHIMA!」代表でディレクターの山岸清之進さんです。
福島から新しい文化を発信し続けている「プロジェクトFUKUSHIMA!」や、鎌倉「ROOT CULTURE」でのディレクションワークのほか、NHKでの番組企画制作など、多彩な活躍の裏側をうかがいます。
東北芸術工科大学2~4年生は、「ぼくらのアートフェス」受講の他、レポート提出・山形ビエンナーレ会期中の現場実習により、授業として履修することができます。また、1年生や一般の方々の聴講、興味のある回の単発聴講も大歓迎です。この機会にぜひ受講ください。
●連続講義「ぼくらのアートフェス」第2回
テーマ=プロジェクトFUKUSHIMA!、ROOT CULTURE 他
ゲスト=山岸清之進(プロジェク卜FUKUSHIMA! 代表/ディレクター)
聞き手=中山ダイスケ(山形ビエンナーレ総合プロデューサー/東北芸術工科大学学長)
開講日=6/19(火)6限(17:10~18:30)
会場=東北芸術工科大学 本館4階407講義室
対象=履修対象は2~4年生/聴講は全学年、一般市民どなたでも可能です。
フェスティバルFUKUSHIMA!(2012) 撮影:鉾井喬
プロジェクトFUKUSHIMA!「福島大風呂敷」(2011) 撮影:鉾井喬
●ゲストプロフィール
山岸清之進(Seinoshin Yamagishi)/プロジェク卜FUKUSHIMA! 代表・ディレクター。1974年福島市生まれ。慶応義塾大学SFC大学院在学中よりメディアアートユニットflowを結成し国内外で活動を開始。NHKの教育番組「ドレミノテレビ」(グッドデザイン大賞/2004)や、ウェブサイト「NHKクリエイティブ・ライブラリー」(日本賞経済産業大臣賞/2013)などを企画制作。2006年、鎌倉を拠点とするクリエイティブNPO「ROOT CULTURE」を仲間と立ち上げ、寺院を会場にした「新月祭」(2006)を皮切りに、神奈川県立近代美術館鎌倉館ミュージアムカフェの運営(2011〜2013)、演劇作品「花音」(2013)、「鎌倉[海と文芸]カーニバル」(2014)など、地域の文化資源を生かした様々な企画、プロデュースを行う。2011年、東日本大震災の直後より音楽家・大友良英氏の呼びかけでプロジェクトFUKUSHIMA!に参加。2015年からは同プロジェクトの代表を務める。プロジェクトFUKUSHIMA!として、毎夏福島市で開催する「フェスティバルFUKUSHIMA!」(2011〜)、福島から発信するインターネット放送局「DOMMUNE FUKUSHIMA!」の運営を行いながら、「あいちトリエンナーレ」(2013)、「札幌国際芸術祭」(2014・2017)、「フェスティバル/トーキョー」(2014〜2016)、「アンサンブルズ東京」(2015〜)など各地のアートフェスティバルや、森美術館「六本木クロッシング展」(2013)、豊田市美術館「20周年記念展」(2015)などにも参加。2018年には、休業温泉旅館を会場にした芸術祭「清山飯坂温泉芸術祭」を初開催するほか、福島を起点に活動の幅を広げている。
撮影:高木俊幸
●担当教員プロフィール
中山ダイスケ(Daisuke Nakayama)/1968年香川県生まれ。現代美術家、アートディレクター、(株)daicon代表取締役。共同アトリエ「スタジオ食堂」のプロデュースに携わり、アートシーン創造の一時代をつくった。1997年ロックフェラー財団の招待により渡米、2002年まで5年間、ニューヨークをベースに活動。ファッションショーの演出や舞台美術、店舗などのアートディレクションなど美術以外の活動も幅広い。山形県産果汁100%のジュース「山形代表」シリーズのデザインや広告、スポーツ団体等との連携プロジェクトなど「地域のデザイン」活動も活発に展開している。2018年4月、東北芸術工科大学学長に就任。