東根市公益文化施設まなびあテラス開館記念展覧会
「いしいしんじのやまがたりトショカン」
2016年11月3日[木・祝]—2017年1月9日[月・祝]
まなびあテラス市民ギャラリー
私たちを想像力の旅へと誘ってくれる文学と美術。その架け橋になる場所が山形に誕生します。
2016年11月3日「文化の日」に、サクランボで知られる東根市に開館する「まなびあテラス」は、美術館と図書館を併せ持つ文化施設。そのオープン記念展として、小説家のいしいしんじさんによる、市民参加型の展覧会「やまがたりトショカン」を開催いたします。
「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」(2016/9/3~9/25)からスタートした「いしいしんじのやまがたり」は、いしいさんが山形の人々から〈トッテオキの場所〉や〈好きな本〉を聞き、それらをつなぐように物語を書いていくプロジェクト。いしいさんと私たちの山形物語、つまり「やまがたり」の執筆は開催期間中も続けられ、書きあがった原稿から順次、ギャラリーに張り出されていきます。イマジネーション溢れるいしいしんじさんの小説世界に、私たちの故郷への想いや大切な記憶が編みこまれていきます。
開催初日には、県出身の絵本作家荒井良二さんをゲストにお招きし、いしいさんと荒井さんが、その日・その町・その場の人々の雰囲気を読み込みながら、即興で公開制作をおこなう「その場小説」を実施。本とアートがともに紡ぐ、「まなびあテラス」のはじまりの「物語り」に、どうぞお立会いください。
いしいしんじ……小説家。1966年大阪府生まれ。京都大学文学部仏文学科卒。2000年に初の長篇『ぶらんこ乗り』刊行。おもな小説に『トリツカレ男』(2001)、『麦ふみクーツェ』(2003、坪田譲治文学賞受賞)、『プラネタリウムのふたご』(2004)、『ポーの話』(2005)、『みずうみ』(2007)、『四とそれ以上の国』(2008)、『ある一日』(2012、織田作之助賞受賞)、『港、モンテビデオ』(2015)など。『且坐喫茶』(2015)他、エッセイも多数。2015年に刊行した『悪声』で第4回 河合隼雄物語賞を受賞。山形ビエンナーレ2016招待アーティスト。
まなびあテラスとは?(山形県東根市)……東根市公益文化施設「まなびあテラス」は、図書館、美術館/市民ギャラリー、市民活動支援センターの機能を併せ持つ複合文化施設で、平成28年11月にオープンします。東根市に初めて誕生する美術館は、「一流の芸術作品の鑑賞」と「多様なアート・プロジェクトへの参加」を両輪とします。ファインアートから現代アートまで一つの型にはまらない魅力的な展覧会を開催するとともに、そこで磨かれた感性を日常の創作活動やワークショップへの参加等で表現力へと高めていく、市民が主役の美術館です。美術館を拠点にまちに飛び出すアート・プロジェクトを実施し、東根の魅力を創造・発信していきます。
●イベント
「いしいしんじと荒井良二のその場小説」
日時|2016年11月3日[木・祝]14:00〜15:30
会場|まなびあテラス市民ギャラリー
定員|80名(先着順・予約不要)
料金|入場料
「いしいしんじと蓄音機コロちゃんのライブ」
日時|2016年12月17日[土]14:00〜15:30
会場|まなびあテラス市民ギャラリー
定員|80名(先着順・予約不要)
料金|入場料
●開催概要
展覧会名:「いしいしんじのやまがたりトショカン」
期間:2016年11月3日[木・祝]—2017年1月9日[月・祝]
会場:まなびあテラス市民ギャラリー
〒999-3730 山形県東根市中央南1丁目7-3
開館時間:9:00〜18:00
休館日:第2・第4月曜日(1月9日は開館)、12月29日〜1月3日/入場料:無料
主催:まなびあテラス(東根市図書館)
企画:宮本武典(まなびあテラス芸術アドバイザー/東北芸術工科大学准教授)
企画協力:荒井良二、東北芸術工科大学山形ビエンナーレ事務局
制作協力:NHK プラネット
協力:株式会社FLOT、有限会社ツルヤ商店
お問合せ:まなびあテラス(2016年11月3日開館)
Tel: 開設準備室(〜11月2日)070-3543-5388/代表(11月3日〜)0237-53-0223
http://www.higashine-pj.jp